さくらもち
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鶴の群れ飛び去る春の空たかく見送るように鳶は集ひぬ
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五線譜のごとき夜明けの電線に黄金こがねかかりて光りかがやく
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鶴どもは風穏やかなくき日を選んで出発たつと義父の言葉が
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先駆けの小隊たいを率いて飛ぶ鶴のクォークォーきこえ春の到来
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葉の落ちた木蓮の木に雀二羽枝をわたりて何か啄む
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今日もまたウグイスあのこは上手に啼いている元気でいてねありがとサヨナラ
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世の中の様々なこと知らずとも人は生きられるベッドの上で
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明日からは下界くらしに戻る吾一期一会の四階の空
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鳶は飛ぶ両の翼を操りて気流にのって鳶は飛ぶ
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山の端に黒雲長く横たわり狭きすき間に夕陽沈みぬ
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さっきまで真っ直ぐ立っていたくせに春風うけて右に左に
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木々たちは左右に揺れて腕のばし腰もまわして一二三四いちにいさんし
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目の前の雑木林に住む鳥の飛ぶさま楽しここは四階
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休めない!あの女性ひと今夜も夜勤だわ看護・介護の給料上げて!
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冬の陽のこぼれて白きノートには短歌うた詠む吾のペンの影走る
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今はまだ冬の眠りのその奥に隠してるんだ「山笑う」明日
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早朝は鳥のさえずり賑やかで「ケケケ」混じりて水ぬるむ春
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麓より風に煽られし竹林はいただき目ざす竜の背に見ゆ
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おお!今日は上手に啼いてホーホケキョちゃんと聞こえた応援してるよ
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嬰児みどりごは一年たちて子となりぬ 一歩踏みだし声たて笑ふ
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雨の中「ホケホケ」と啼くウグイスの健気な姿目に浮かびたり
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リハビリの部屋に集うは高齢者 寝たきり許さぬ現実ここに
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カモたちの 大群飛び来て空覆う「見て!見て!」と呼ぶ看護師さんを
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思春期の 心をきっと 救ってた 素朴な昔話はなしや 原風景が
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昔話おはなしに タヌキやきつね 常連で 僧侶にお化け 竜も飛ぶ
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スマホにて 子どもの頃に 親しんだ 「まんが日本昔話」視聴
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今宵また 熱が上がるの 恐ろしく 天然水みずを並べて 夜を迎ふる
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ベルマーク ついてる商品しなは 減ったけど 切り取りためて あの子に渡す
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熱あがり 看護師さんに 天然水みず頼む フットワークの 良さに感謝す
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出された物たべものは 残さず食べる 」この教え 捨て去ることが できさえしたら
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