Utakata
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さくらもち
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子達
(
こら
)
が来て
子達
(
こら
)
が帰りて座りこむ財布体力立ち上がれない
23
こだわりの強い子達は集まりて折り合いつけて過ごす四時間
15
プチプチとシュワシュワシュワが溶けだして耳にもうれし
細
(
ささ
)
やかな日々
13
トランプの勝ち負けめぐり大笑い子ども食堂夏の一日
26
引きこもる子らの道すじ照らすかな握りしめたるスマホの光
22
家中に覚え書きやら注意書き貼り紙増えて吾子は憂ふる
16
大切なあなたを送った去年とは違ってみえる七月七日
22
雨の中春の祭りは賑わいて今から始まる新しき
年度
(
とし
)
15
春来れば間違うことなく姫こぶし山吹つつじ咲き乱れる庭
11
入院で溢れるように短歌生まれ退院したらマジック消えた
19
手術経て
以前
(
まえ
)
より良くは欲張りで現状維持に感謝するべし
(
)
15
興味から鳶の視力を検索す人間ならば
8.0
(
はちてんぜろ
)
と
12
鶴の群れ飛び去る春の空たかく見送るように鳶は集ひぬ
18
五線譜のごとき夜明けの電線に
黄金
(
こがね
)
かかりて光りかがやく
17
鶴どもは風穏やかな
温
(
ぬ
)
くき日を選んで
出発
(
たつ
)
と義父の言葉が
10
先駆けの
小隊
(
たい
)
を率いて飛ぶ鶴のクォークォーきこえ春の到来
13
葉の落ちた木蓮の木に雀二羽枝をわたりて何か啄む
19
今日もまた
ウグイス
(
あのこ
)
は上手に啼いている元気でいてねありがとサヨナラ
13
世の中の様々なこと知らずとも人は生きられるベッドの上で
11
明日からは下界くらしに戻る吾一期一会の四階の空
13
鳶は飛ぶ両の翼を操りて気流にのって鳶は飛ぶ
12
山の端に黒雲長く横たわり狭きすき間に夕陽沈みぬ
16
さっきまで真っ直ぐ立っていたくせに春風うけて右に左に
11
木々たちは左右に揺れて腕のばし腰もまわして
一二三四
(
いちにいさんし
)
11
目の前の雑木林に住む鳥の飛ぶさま楽しここは四階
12
休めない!あの
女性
(
ひと
)
今夜も夜勤だわ看護・介護の給料上げて!
13
冬の陽のこぼれて白きノートには
短歌
(
うた
)
詠む吾のペンの影走る
13
今はまだ冬の眠りのその奥に隠してるんだ「山笑う」明日
13
早朝は鳥のさえずり賑やかで「ケケケ」混じりて水
温
(
ぬる
)
む春
15
麓より風に煽られし竹林は
頂
(
いただき
)
目ざす竜の背に見ゆ
16
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