さくらもち
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投稿数
211
寒い朝終業式の子どもはウキウキとしておしゃべり多し
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柚子の木は長く鋭い棘ありて命をかけて実をちぎるいも
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病ある友に届ける柚子カボチャ回復願いみりん少し足す
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こうやって人は世間から消えていく残存能力有したままで
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怪我叱るむすこに言いたい母さんは気をつけてたよ仕方ないじゃん
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怪我すれば施設か同居迫られて求め続けよ自由な暮らし
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怪我したら一人暮らしは許されぬ口止め料は高い数の子
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ホチキスで頭皮縫う音聞いている肝がすわった独居老人
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頭から血を流しつつ義姉は言うもう3回目冷静過ぎる
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柚子仕事かりん仕事に金柑も果実実る家幸いなれ
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友くれしハンドクリーム手に塗ればフッと赤ちゃんの頭のにおい
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見上げれば少し紅葉見える朝俯きがちの子らも顔上げ
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投稿の短歌うた見ればすぐ顔浮かび聞きたき吾おり住んでる場所など
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際だちて鮮やかなりし黄色かな濃ゆき葉陰に石蕗つわ花咲く
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殉教の丘に眠りし千人の塚はかがやく淡き冬の日
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足を止め写真撮りたる彼の人は野辺の花にも冬を見ており
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それぞれに飼い主がいて猫トンビ並びくつろぐ防波堤の秋
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雑用に追われて詠んだ投稿は二十のいいねただただ歓喜
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祭り済む小さき村に笛の音の聞こえた様な秋の風吹く
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大空を悠々と飛ぶ鳶でさえ餌をもらいてペットとなりぬ
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秋の日に朝露のせて輝ける主なき家のカリンたわわに
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やりきれぬ思いで始めたパッチワーク上手くならねど心は軽く
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あちこちのお寺に眠る友訪ねお弁当べんと持ち寄る墓参りツアー
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お彼岸のお参りおえて安堵する葬送おくりたる友六人になる
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モクレンの返り咲き見る秋の日に敬老の日は無事に済みたり
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大相撲並びてふたり観戦す年金で暮らす敬老の日
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敬老の祝いの品持ち訪ぬれば雨なき庭に一輪の秋
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働いてせっせと納めた保険料 使わせられぬ現実ここに
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目を落とすその瞬間まで気を抜くなキン肉保て団塊の世代
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目指すのはピンピンコロリその日まで地域の女性ははらは通う百歳体操
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