Utakata
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さくらもち
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さっきまで真っ直ぐ立っていたくせに春風うけて右に左に
11
木々たちは左右に揺れて腕のばし腰もまわして
一二三四
(
いちにいさんし
)
11
目の前の雑木林に住む鳥の飛ぶさま楽しここは四階
12
休めない!あの
女性
(
ひと
)
今夜も夜勤だわ看護・介護の給料上げて!
13
冬の陽のこぼれて白きノートには
短歌
(
うた
)
詠む吾のペンの影走る
13
今はまだ冬の眠りのその奥に隠してるんだ「山笑う」明日
13
早朝は鳥のさえずり賑やかで「ケケケ」混じりて水
温
(
ぬる
)
む春
15
麓より風に煽られし竹林は
頂
(
いただき
)
目ざす竜の背に見ゆ
16
おお!今日は上手に啼いてホーホケキョちゃんと聞こえた応援してるよ
18
嬰児
(
みどりご
)
は一年たちて子となりぬ 一歩踏みだし声たて笑ふ
19
雨の中「ホケホケ」と啼くウグイスの健気な姿目に浮かびたり
11
リハビリの部屋に集うは高齢者 寝たきり許さぬ現実ここに
12
カモたちの 大群飛び来て空覆う「見て!見て!」と呼ぶ看護師さんを
9
思春期の 心をきっと 救ってた 素朴な
昔話
(
はなし
)
や 原風景が
13
昔話
(
おはなし
)
に タヌキやきつね 常連で 僧侶にお化け 竜も飛ぶ
10
スマホにて 子どもの頃に 親しんだ 「まんが日本昔話」
視聴
(
み
)
る
10
今宵また 熱が上がるの 恐ろしく
天然水
(
みず
)
を並べて 夜を迎ふる
10
ベルマーク ついてる
商品
(
しな
)
は 減ったけど 切り取りためて あの子に渡す
15
熱あがり 看護師さんに
天然水
(
みず
)
頼む フットワークの 良さに感謝す
17
「
出された物
(
たべもの
)
は 残さず食べる 」この教え 捨て去ることが できさえしたら
10
換気して せっせと窓をあけてたら 花粉飛来で 目鼻ぐちゃぐちゃ
10
手元には ヨーカン三つ 飴五つ 菓子サバイバル 笑ひてしのぐ
9
見にゆきし 緋寒桜の LINEくる ベッドの上から 感謝を
返信
(
おく
)
る
12
蕗の薹
薄黄緑
(
うすきみどり
)
の 衣着て 吾を待つかな 如月の空
16
丁寧な 仕事の出来は 心打つ 手抜きせぬ技 病棟の朝
18
病院に季節彩る花はなく借景の如く山際立ちぬ
11
枯れ枝の 如き足して 真っ白で 九十歳も 歩行訓練
14
ゆっくりと 寝ていられない 自主練の 進み具合を 見に来る
担当医
(
いし
)
が
11
初オペの 恐怖にかられ 繰り返し推敲した
短歌
(
うた
)
おさまりが良い
14
人生の 初オペ恐れ 心
鬱
(
ふさ
)
ぐ うたかた開いて 気持ち静める
19
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