Kite
0
4
投稿数
227
君を待つ闇のうつろに忍び寄りほのかに響く青葉木菟づくの初声
7
いわお踏みむ鳶の荒々し野生の命此処に極まれり
8
雲のみちゆく若鳶幸あれと遠く見送る春の夕空
11
をやすめ鳶の微睡みづる間にこころに増せる思ひ出の影
7
巣立ちゆく若鳶わかとびの健やかに幸多かれとあまつ空告ぐ
9
山頂に群るる鳶見て飛べさうに思ほえければ歩み進めり
10
世を去らむその行く末と空飛ぶる鳶のほかには浮かぶものなき
7
利に憑かれ人を困らす人を見つ解き放たれん時をぞ願ふ
11
険しきを生き抜く鳶に我ならば雲をしのぎてかけりなましを
10
鳶の鳴く声のまろきにさそはれて き世の心なぎにけるかな
11
風にのる鳶のつがひの睦ましみ かたくななるもほころびにけり
6
ひととせは矢のごと早く過ぐれども ひとひの長きいかに嘆かむ
9
うみに投げし結びを鳶とりて あな見事なりおよび立てつる
7
楽はなく むなしきだけの うつしよに 花添へるなら 春紫苑かな
10
人に生れ嘆くこの世ぞ厭はしき自由に舞はむ鳶に成らなむ
9
春紫苑ハルジオン踏まれど折れず咲く強さ我にありせば楽に生きまし
9
とびの身になりて晴れゆく大空を心ゆくままかけりたしかな
17