Utakata
登録
Login
サイトのご案内
Kite
フォロー
0
フォロワー
4
投稿数
201
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
…
次 ›
最後 »
白詰を守るがごとく咲く薫衣窓より見つる絵の如きかな
11
薫衣草ふはりと香る庭の隅深く吸ひ込み心解けゆく
5
夕闇の迫るを待ちて草むらに早くも響く虫のすだきは
5
さんぽぢのいつものかはら舞ふ鳶をなぬかぶり見つたなばたの朝
5
世の憂さを忘るるばかり忠臣蔵涙流して心洗はむ
3
雨止みて庭の草引く我が手にぞ四葉光りて心晴れゆく
17
朽ち果つる水の管裂け水絶えて暑き日ならでけふはよかりき
4
断捨離し物は少なに見ゆれども蔵に余れるよろづのそなへ
8
文箱に潜むる
蛇
(
くちなわ
)
取り出でて物も言はずに消毒すなり
4
網目より忍び入る虫避くるべく渦巻くけむり夏を告げをり
15
長雨にふさぐ心をなぐさむと黴を拭ひてひとひ経にけり
7
つゆのひま鳶仰がむと歩めどもまなこ迫るはうとましき虫
4
くれなゐの涙流さぬひととせに空蝉の世の無常知るなり
5
わが足に激痛はしり腫れにけり百足の毒牙為すすべもなき
10
おほつぶの雨ふる空を仰ぎては息をつきつつ鳶ぞこひしき
6
道半ばすべて諦め立ち止まる行く末はただ過ぐる日にして
5
いはまほし言の葉のどにかき曇り胸のうちはにむせぶ夕暮れ
4
浮き世なる憂れひ忘るる
高原
(
たかはら
)
に黄菅咲き満ち心安らぐ
7
人のあくばかり見ゆるが厭はしく己が心も濁りゆくかな
4
風の香に誘はれ出むくその先に懐かしく散るあの日の欠片
5
ちとせ経ぬさくらの青葉わたる風輪をゑがき舞ふ鳶のはねいろ
4
年へるにつれて浮き世の生きづらさ身のふてうさえ増さりゆくかも
5
雷雨
(
あめ
)
すぎて泥にまみるる百合の花咲きし短きときぞ悲しき
3
大雨
(
おおうみ
)
のけぶるこずゑに翼たれ鳶もあえかに飢ゑを忍ぶか
5
ひさかたの雨もいとはず
雉
(
きぎす
)
らは子ゐてゆくなり茂みわけてぞ
4
五月雨の雫きにせず糧探してちてち歩む雉のちごたち
5
地響きに驚き鳴ける雉の声揺れ来る前の静寂を破り
8
こずゑよりうちかたぶきて眺めつつ鳶の
愛
(
う
)
さしさ忘れかねつも
5
鳶のまふ空を見上げてゆろめきぬたふるる手にぞ涙落つるは
3
眠れねば山時鳥聞く夜半に本を捲りて朝を待ちなむ
11
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
…
次 ›
最後 »