花の音
142
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皆様 初めまして「はなのね」と申します 皆様の温かい良いねに励まされています    
皆様と短歌の精進を積んでゆきたいと思います 
宜しくお願い致します

台風はひと夜で消えて日常の朝を吸い込む寝不足日本
22
カモミールお茶の香りに眠る君思えば距離も近き夜かな
22
紫陽花の花見る酒に君の抱く憂いも晴れて温き夜かな
18
月の照る波に寄せ来る玉石を君とぞ思ひ一つ掴みぬ
15
創造を手放す人は 誰と問い こっくりさんは神と答えて
17
手を繋ぎ君の歩幅に合わせ行く十五夜なれば王と姫かな
15
見守りの芽は花になり種を撒く父の手思ひ泣いて良き朝
19
循環の釣りに子となる日の夢の終に捉えた鮎は放流
13
遠すぎて地球は行けぬ他銀河の星の人から聞こえて来そう
11
土と樹に岩とか苔と草花と瀬が在る山を残したきかな
14
utakataを見詰めて乾く両の目に目薬点せば心沁みたり
25
台風の近づき寒い朝だけど昨夜作ったシチューに温み
28
濡れそぼる君に一つの傘開き抱き寄せる夜は「:」句点の中へ
15
両目開け日々抱く夢を寝る時も十秒見れば夢は叶った
18
生業に責任果たし趣味もただ没頭すれば気楽な時間
17
君の手の温もり思う寒い夜一℃上がった心の温度
18
苺ジャムバターのパンにあんぐりと口を開けたら夢から覚めて
14
真っ白い荒野が焼けて金色に溶ける朝陽のバタートースト
19
艶やかな口に近寄り幕閉じる夢は映画のように煌めき
15
日常の些細な過去を話し合う素顔の君と長旅続く
16
鮎釣れず黙し立つ瀬の滔々と清く流れて満ちる心辺
21
欲しき鮎釣れぬひと日の悔しさに澄し瀬音やさらさら流れ
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九匹の猫が見えずに夏日へと寂しさ照らす農家の前へ
18
絶え間なく揺れる焚火に見入れども燻る胸へ薪をくべたし
22
夏の陽に嵐も忍び咲く花へ答えを探す狭き道の辺
26
水底を素早く泳ぎ空へ舞ひ放つイルカの飛沫涼しや
15
食う前に冷やし中華へ母さんや辛子が無いと父が囁き
19
朝獲れの鰹と鯛へ糸の海苔生姜と山葵に升酒一つ
18
父母の墓石に添えるおしゃべりを彩る如き金魚草かな
24
いつの日もみかんの皮を剥かず食む祖父の心は美しかった
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