Utakata
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ひな ろくろう
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文語旧カナでしたが 口語自由律風なものも詠みたいと思っています
叙景 叙情 叙事とありますが 政治事はあまり受けませんね 茂吉 佐太郎が好きです
あとは方代 比呂志 誠夫 などです
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喧しきバイク2台が過ぎゆけりマフラーと云ふは消音だろう
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花びらが歩道の上に吹き上がる 自動車は走り去り
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朝焼けを背景として港湾のクレーン群の鉄の静もり
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人魂にあらず夜空を流るるはビニールにして家屋を超えぬ
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弟の遺影は右の手にタバコ左の手にはビール持ちをり
2
満開の桜のなかで「武蔵の会」の樹だけが枯れている
1
酔い痴れた後輩が車道に倒れる「死んだか」と聞けば「死んだ」
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量子力学で云えば人体はスカスカ と言われても車に飛ばされれば死ぬ
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昨日の嵐で車道の花びらが流され今日は朝からの快晴
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ビールとはこんな味かと缶酎ハイばかり飲みゐる吾首傾ぐ
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量子力学は仏教に似ている?詐欺師が箔付けに利用か
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真夜中に目が覚めて眠れない風が強く時々シャッターがガラガラと鳴る
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仮宅はトタン屋根にて雨の日は雫の音が一日続く
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サンゴだと思いて見たは骨片 南方で死んだ兵たちのもの
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公園で本を開けば葉桜の影がしきりにページに踊る
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国際技能センターの庭 花おわり牡丹ざくら満開
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鉛筆を止める自由律短歌と云うのは詩が無ければただの散文
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酒飲もうどうせ限りの在る吾ら死ぬ時あらば死ねばよかろう
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テレビではお門違いのゲスト等がどんな問にも自論?を語る
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セキュリティクリアランス後ろめたい者等が反対をする
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くはへたる石を出口のそばに捨てまた穴に入る蟻もをりたり
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お互いに右に避ければぶつからぬ何で左に避けるのだろう
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公園の芝生のうえにきらきらと光をあびて落ちる花びら
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心電図・エコ・レントゲン・CTも異常は見えぬ?治ってないが
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自動車の走り去るたび花びらが歩道の上に吹きあがり来る
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鋪道に散り敷いた花びらがつむじ風にくるくる廻る
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何気なく時計を見れば秒針が9まで上がり6まで落ちる
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晴れた日の散歩コースに洋傘を抱えて走る老人もいる
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今年また美容室の店先にメダカ出しいる 帰りも覗く
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目のどこが悪い患者か診察を待ってる老人スマホに夢中
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