Utakata
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ひな ろくろう
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文語旧カナでしたが 口語自由律風なものも詠みたいと思っています
叙景 叙情 叙事とありますが 政治事はあまり受けませんね 茂吉 佐太郎が好きです
あとは方代 比呂志 誠夫 などです
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江ノ電のベンチにいれば春の日が膝のあたりをチリチリと焼く
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四分咲きになったばかりに花びらがもう散っている散歩路のうえ
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ツィゴイネルワイゼンが聞こえ来る歯をチャッチャッと磨きいる時
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雨の日も傘を手に散歩 犬は晴れの日よりも喜ぶ
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女房からのメールあり風が強いから洗濯物を取り込め
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一列の大波として寄せきたが渚近くで白く崩れた
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こんな輩が代議士か どんな奴らが入れたのか チャンネルを変える
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「強くなりたい人はお断り」なんだダイエット用ボクシングジムか
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波ぎわを一人の女性が歩きくる 距離近づくがすれ違うのみ
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寝ころんで本を読んでいる イカルスのように飛ぶが危うい
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蒼穹に白い雲 枯れ山の奥から声が聞こえそう
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女房の友達がきて4時間かそろそろ帰れ犬の散歩だ
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餌をまくオジさんがいてジャバジャバと水音立てて鴨の群がる
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女房の母の名前はキヨちやんで何時でもあははと笑ってをりし
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買い物に出ること多くスーパーのレジに並びて待つにも慣れぬ
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公園のベンチ 生は死の始まり ワンカップ持っ手に花びら
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生活を単純化する 散歩の他は右の手に酒左手に本
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ニーチェは言えり一人の狂人(プーチン)にても世界危うい
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学校から出て来るたくましい女生徒らのなま足・あし・足 春が溢れる
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枯山のどこに居るのかチョットコイチョットコイと鳴く鳥がいる
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カマキリの子供が向日葵の花にいて我が見えるか鎌あげている
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良い梅と眺めていれば税務署の人かと家の主が出てくる
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坂道の上より見ればわが家の瓦の屋根が輝いている
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3時ごろ目覚めていれば新聞を配る単車か音が聞こえる
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竹と云うのはどれもこれも何故まっすぐに伸びるのだろう
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洗顔の終わった後の耳たぶにパールのような水たま光る
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わがあばら家は戦艦「大和」地震などでは壊れないと強がって住む
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歩道に出てきたミミズがのの字しの字のように死んでる
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散歩途中の公園 昨日はマフラー今日は手袋が落ちている
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公園のベンチにいるが足もとにまだ蟻どもの姿が見えない
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