Utakata
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のぎしり
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定形の日記なのだと思っています
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柿の木は実もふくらんで重力に耐えかね垂れる緑濃い枝
11
秋の田の稲刈終えてひこばえの箕着る群か稲杭の立つ
11
熊と蜂看板減って散歩道倒木注意落石注意
10
鷺低くトンボ眼の前バッタ跳び蛙ざわつく秋の野を行く
11
箸でパンつついて食っている
母
(
ひと
)
に齧れば楽と言えど齧らず
9
見つからぬ暫く書かず
拗
(
す
)
ねたのか木目は楓気に入りの
万年筆
(
ペン
)
12
青い月橙の窓唐突に秋は来たらし心地よき宵
11
ちょうどいい気温は何度?
入
(
い
)
る風にストーブ買おか思う寒いよ
10
畑も田も草だらけなり
世話人
(
せわびと
)
をなくして宝原野に帰る
12
白鷺とカラスが
戯
(
じゃ
(
)
)
れる田の上のそのまたうえの筋を引く空
15
おつゆどき絵の具を刷毛で伸ばすよな筋引く雲の秋の訪れ
4
水枯れてひしゃげた蓮のひらひらと葉の手招きを鷺が見ている
7
知らぬ間に稲刈り済んでひこばえのそこそこ伸びて稲杭の
下
(
もと
)
9
太陽が膨張しては世の終わり想う眩しきお彼岸西日
5
顔の前
10
センチほど赤とんぼ横切って行く
畑
(
はた
)
なかの道
8
手招きをするかのように稲の穂が頭を垂れていや、疲れてる?
9
中指と人差し指の指先の感触違う中挽きの豆
10
年とって何もどうでもよくなってこういうことも辛かったなと
11
今日もまた疲れていると飯食って立ち上がれないやれぬことない
7
納豆のラベル上の
娘
(
こ
)
アンニュイな眼差しくらりつい籠の中
10
納豆のラベル横の
娘
(
こ
)
可愛くて貼って眺める甘麹たれ
7
予定表空白なれど今日なにかあった気がする誕生日だな
12
祖母呆けた母呆けている遠からず来ちゃうだろうと身構えて待つ
14
乾電池もう一努力しなさいと温め擦りまた詰め直す
11
軽トラは誰も通らぬ道だろと塞いで斜め横柄してた
10
なんだろな人に何かを強いようとしているやつら案外居るな
10
十月も十一月も年末も一月二月
30°
かな
6
バリバリと左上空すぐ近く空気震わす肝も震える
8
君たちももう間がなくれて焦るかとこのごろやたら賑わう蚊
等
(
ら
)
に
5
狩る方の気分で見ればたぶんそれ夢の楽園だったのだろな
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