とてんから
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短歌を詠むと心が落ち着きます。セリフ的な言い回しや大喜利のテイストなども取り入れて遊んでいます。たまに連作(または飛び飛びの連作)で「ストーリー短歌」みたいな駄作も滑らせています。日々の小さな体験が「パッと歌になる瞬間」が好きです

いい人と思えばいい人なんだよね 信じて話せばみんな味方さ
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いざ行かん アスファル砂漠 突っ切って 日々の金塊 トレジャーハント
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うたかたの 弾ける泡が 眩しくて ワァーオワァーオと ひとりはしゃいで
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歌を詠み 心の引き出し 覗き見る 宝物って いっぱいあるね
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人工の 太陽それが 核爆発 未来永劫 天高くあれ
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ハンガーと 靴のソールが 飛んでいく なんとカラスが かっさらい
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道端に どこぞの鳥の 白い羽 空に透かして ルンルン気分
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「ひろくん」と 背中で呼ぶ声 二十歳の姪 呼ばれて内心 ケタケタ笑い
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母が逝く 「丈夫に産めずごめんね」と 「とんでもないぜ」と 心で呟き
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とか言って 上手く崩せぬ 難しさ 鎧のような いにしえの壁
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現代の 短歌のリズムは 無限大 宇宙のような 星のゆりかご
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それぞれの 思いが言葉を 紡ぎ出し 流れていく世 うたかたの川
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なぜ見るの? その目が気になる 数分で うっかり恋する 通勤電車
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絶対に 入れてはならない 黒い奴 納豆パックは 放置厳禁
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君だけに 恋焦がれてた 想いさえ 咲いて消えゆく 花火のように
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モゾモゾと ひっくり返る 黄金虫 スポドリ舐めて 再び空へ
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来年の 歌会始を 夢に見て 最初の歌が 百面相
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アパートを 守りしヤモリ 姿消し 苦情の駆除で ミイラと化して 
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Utakataの お題がわからず とりあえず ポンポン投げる 三連投
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帰宅した 階段せかせか 這うアリに 偉いね夜勤と 声をかけ
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クルクルと 回るボールの 放物線 雨降る夜に ゴールに夢中
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