とてんから
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短歌作りにハマってから「目に映る景色」が変わりました。様々なテイストを取り
入れながら「日々の想い」を吐露しています。けっこう消したり修正もしています。

息ひそめ深き山にて明かす夜 闇に獣の匂ひかぎ分け
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ヒュスク人工知能の解「お答えできません」は道しるべ 真実の謎は自分で解けと
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肉やさい捏ねて想いを包み込みジューっと焼いたら言の葉餃子
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押し込まれ何処かで見たよな光る君 お互い揺れて見て見ないふり
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眠りって死の淵かもね 目覚めたら前より強くなったりもして
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死ぬたびにそのまま生まれるベニクラゲ 自分の名前もフワフワ変えて
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砂粒も拡大すれば発見キラキラが 山川海から砂漠の果てまで
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ズルじゃない素直にやめとく苦手だし こっちは任せてウインウインで
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あまりにも可愛い夜に不意にキス サッと交わした「もぉ〜」いない君
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サラダ記念 二十五歳が呟いた「アレって短歌だったんですね」
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太陽のおかげで生まれた僕だから ずっと君だけ見つめて回るね
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恋は指 愛は爪だから触れていたい 傷つけないけど傷をつけたい
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被ったらヤバいと検索 AIの理解がヤバいちょっと嬉しい
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太陽の熱こそ恋の原動力 鳴く蝉もまた季節の奴隷
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歌人うたびとは誰もが心の演出家 いろんな視点で角度を変えて
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誰彼にイライラしたら自己中症 誰も世界の中心じゃない
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きっとある短歌カラオケ専門店 自作を詠って採点されたり
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カラスがね朝から水浴び噴水の端 真っ黒だから干からびちゃうね
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人間に好かれなくても構わない だって猫のほうが超可愛いし
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モテないが俺は十分かっこいい 欲しいものなら全部持ってる
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インスタが無ければと嘆く乙女あり よく知らんけど自信持ちなよ
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人間は憎み苦しみ鬼となる「黒い炎に呑まれちゃダメだ!」
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「その服がいいね」と僕は言ったけど うっかり腕の 時計をチラリ
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良き豆がそれぞれの風薫らせて 淹れる悦び溢れる幸せ【後編・店主】
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珈琲の香りで巡る世界地図 玉飾りる高原の風【中編・客】
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あさ目覚め歌が生まれて働いて夜風に吹かれてまた生まれ
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わが太刀たちは抜くも虚しき無銘刀 月みて流離さすらそ似たりけり
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月うさぎ戦国時代の本業は 餅つきじゃなく刀鍛冶かも
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歌人うたびと担架たんかの空も絶え絶えに 黄泉よみへの一首を思い巡らせ
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朝起きてトイレへ行くとポンと出る もちろん短歌のお話ですよ
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