Utakata
登録
Login
サイトのご案内
晶史
フォロー
0
フォロワー
9
投稿数
255
« 最初
‹ 前
…
4
5
6
7
8
9
次 ›
最後 »
とぼとぼと背中丸めて帰路につく私のうしろに十六夜の月
0
神様は御国にその子を招きしか 幼き命失われたる
0
そこここに曼殊沙華の花咲くように京都の街に思い出がある
1
人多き綜合病院の待合は 仲睦まじき老夫婦あり
0
ながむれば 跳ね返りそうな色をして 塀に並ぶる曼殊沙華咲く
1
悠久の御所の歴史に比ぶれば 半世紀ばかりの初恋ベンチ
2
悲しみと涙納めにこの秋は横笛のごと滝口寺へ
2
萩の花咲き始めたる御社を 訪ねてから行く日曜礼拝
1
この秋は滝口入道 二度読んで ひとり訪ねる奥嵯峨の寺
1
父逝きぬ おりの母とはおない年 三人の子を育てし妻は
1
なにひとつ思い出もなきこの夏の 五山の炎あかあかと消ゆ
2
夕焼けに飛行機雲がよっつあり あっちの人生もあったんだなぁ
7
送り火が燃えてるような人生で 季節の終わりのしるしをわかる
1
この花があって真夏をやり過ごす真夜中に咲く夕顔の白
4
あの人と結婚していたらなどということを 思いめぐらす宵山巡り
3
この花がなくては夏が越せないと あなたが言った夕顔の白
3
あの日から四〇年も経ったから 一度わたしのふるさとに来て
2
ワイキキも湘南の海も我知らず 夏はこんなにしんどいものか
2
滝口入道を二度読み終えてあの頃の二人に戻る夏の奥嵯峨
1
失恋を「うんうん」と言って聞いてくれた師は黙って天国に行く
1
人知らずアクアマリンの輝ける 海の似合いし人思い出し
2
子安貝いずこにありや つばくらめ もうすぐ子らが旅立ちにけり
5
あの時にあんなのだった男の子 きょうはチャペルで花婿となる
2
会堂が装ったような赤じゅうたん ふたりが歩く式場となる
2
白き百合 講壇に置くイースター 四十二回目の春が巡りぬ
1
ウィルスと大地の揺れは常なれど ミサイルだけは人の業なり
3
初恋のベンチと私が名付けたる椅子に老いたる夫婦が憩う
2
ああ あれはウクライナの国旗だと 子供が指さす 町家の軒先
2
視野欠ける病を得たるこの身には遠くに響く白杖の音
3
ペコちゃんの店とピザ屋と宝くじ今宵サンタが店頭に立つ
5
« 最初
‹ 前
…
4
5
6
7
8
9
次 ›
最後 »