Utakata
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晶史
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ようやっと金木犀が香りだしあの日のことをまた思い出す
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英語ではスーパームーンというらしい竹取の姫今夜かぎりに
10
姫君の名前のような朝顔と桔梗が集う小さい路地に
17
古書店の和泉式部の日記にはうすき書き込み行間にあり
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飼い主とトイプードルは行儀よくおすわりをして診察を待つ
11
わたしにもあんな時代がありましたふたりで帰る堀川高校
7
あのことは許してあげようと思うよな 北のほうから秋風が吹く
8
通学路子らの横断に旗を振るその老人は杖をつきたり
17
この店のウィンナコーヒーは飲みませんあの思い出が壊れてしまう
10
同窓会どうして君は来なかった 話したかったあの日のデート
12
半世紀過ぎてようやく古紙に出す宮本武蔵と橋のない川
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この星は地軸がすこし傾いてお盆を過ぎれば虫の音聞こゆ
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灼熱のアスファルト這う虫のごと自転車こいで礼拝に行く
12
またひとつ悲しい話が生まれたか阪急電車運転見合わせ
7
飼い主が一歩あるけば四歩行くダックスフントのお散歩せわし
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この湿度なければここまで漂わぬ ひそやかに咲く白いくちなし
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日曜の朝パルナスの歌流れロシアは優しい国だったのに
7
飼い主は老婆なれども叱られた大型犬はシュンとうつむき
13
紫陽花が土地に合わせた色の花咲かすごとくに我も生きたし
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こわもてで白髪なびく老人が通学道路で振る旗やさし
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朝顔のふたばの鉢と教室の一年生のにぎやかなこと
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愛してるあいつがなくなった時にだけ会いに逝くという漢字を使った
9
この角に確かに不二家があったんだ昔デートで待ち合わせした
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山にいるななつの子らを忘れたか都会のカラスがごみをついばむ
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わたぼうしのままでは儚く 羽になり旅をしているたんぽぽの花
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時満ちてさつきの花が咲くように山が火を噴き大地は揺れる
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銀閣寺行きのバス混んでいて多言語飛び交う地球のように
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花びらを車体にまといユーミンの大音量が駆け抜けていく
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きみ逝きて二十五年が経ちました今日はあなたの誕生日です
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百年の歴史を経たる教会の四十四年を我過ごしたり
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