満月しじま
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 二〇一一年より冠句をたしなんでおります。
 その数年後からは短歌も浮かべば書きとめており、この度そちらも公開することにいたしました。
「満月」は「みづき」と読みます。
 至らない点が多々あるかと存じますが、どうぞよろしくお願いいたします。

コーヒーに落ちるミルクが一段と白く思える結婚前夜
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かいなよりこぼれるほどの花を抱き一輪ずつ分け与える人
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ひまわりを三輪買った帰り道運命の人に出逢いました
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あふれたる桃の果汁は愛情か 『ハイキュー!!』が今日終わりましたね
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皮肉だね人工知能はAIと略されるのに愛を知らない
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「おはよう」はただのあいさつ それなのになぜこんなにもぬくいのですか
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ねえちゃんと言ってねえちゃんと言ってねえちゃんと言って姉ちゃんと言って
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始まりがあれば終わりもあるものとわかっているがわかりたくない
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標的は私ですからさぁ早く心臓を撃ちぬいてください
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凄腕のスナイパーでもないくせに吾の心臓を貫かないで
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わたくしの睡眠薬はどこですか見つからぬなら君が代わりに
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君が好きと言ってくれた菜の花のからし和えには罪はないはず
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あまりにもピアノの音がやさしくて独りの夜もいいかもしれぬ
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できぬことばかりを数えられている しっかり落とす一日の垢
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抱きしめる抱きしめかえすその時はどうか自分に嘘つかないで
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もう二年経っているのね秋風がきみと見た海思いださせる
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花屋とはまるで娼館 今晩はいったいどの子を買うのですか
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花束もステキだけれど一輪のバラそれだけで我は幸せ
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ヒトという形のものを人にして恋とは魔法なのかもしれぬ
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そのままの君でいいんだ 自らの白さに雪は気づいていない
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きみの熱わたしの熱とまざりあう冬が寒いと誰が決めたの
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簡単にガラスが割れることもある我を貫く君の一言
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梅干しが嫌いと言った君よ吾がセロリ嫌いと覚えているか
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吾の中で生まれたがっている命これまで何度殺してきたか
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吾がひとり喫茶店にいる日曜日きみは今どこで誰といる
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まさか君、わたしの腕の細ささえ知らないまんま去るというのか
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我の名をあなたの姓につなぎをり 遊びじゃなくてホントにしてよ
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そんな顔するなと君が笑ってる 「嬉しくて泣くならいいでしょう?」
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肩の触れあう距離にいる君と吾のあわいに壁はなにもないはず
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わたくしの秘密の園へたどり着くあなたは紅き花散らしつつ
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