Utakata
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「我々」という幻影が具体たる「我」らを轢き潰してゆく今日も
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この土も幾千年の暴力の記憶を秘めて春の芽を吹く
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麗かに都市を焼く火を見たいなら……こっちで見よう、そのための詩だ。
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これが無意味ならそれとかあれとかのために死ぬのはもっと無意味だ
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滅びても消えてもいいと思うのは何でも難しいよねわかる
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できるだけ顔を歪めてここにいる 存在意義ってこれじゃないのか
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いくら遅く生きても時間は平等に死に至らせてくれるのがいい
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わたしたちこんなに同じでないのだと気づかせてくれ、言葉は、常に
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同じ向き、同じ形のこの椅子に座れる人しかここにはいない
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ほとんどの人はそういう状況になったらそういうことをするんだ
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群に生き群に死ぬべく造られた……ままでなくてもいいんじゃないか?
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願望も想像も超えた出来事が日々起きるので夢じゃあるまい
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愛により理解が妨害されている そんな場面を何回も見た
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国が国を消すのではなく人間が国を消し去る日を望む、なお
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「国家とはそういうもの」の「そういう」が何でもありで理解不能だ
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話し合わなくてもいいが殺し合う代わりの手段は探さなくては
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どうせまた明日には壊れてしまう和解とか疲れるしやめよう
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せっかくの珍しい経験なのに珍しくない言葉にされる
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日常は戦場であり、つまり戦場もそういう日常だった
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やたら前向きなことを言う人がいて早死にしそうに見えてならない
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もう他人としか思えぬいつぞやの自分が立っている曲り角
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増殖を続ける同一遺伝子の水仙に包囲された如月
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厳密に言えばここではないような気もしつつ境界と呼ぶ皮膚
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携帯を拾った 手の中のものには言葉が届かない現象だ
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お互いに虚無に呑まれるまでの間を並んで水に垂らす釣り糸
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生き物を造ればそいつに殺されることもあるって……知らなかったの?
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遠からずあなたが生んだ物体も自我と憎しみとを知るだろう
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「わたし」という語は知らずとも一本の発煙筒はあったはずでは
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意識とは谺の谺の谺……だとしても十分うるさいのだが
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体だけここに残して二、三日遊びに出かけてもいいですか
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