Utakata
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意識なき人も人なら陽に揺れるあの葉もある程度は人らしい
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目覚めれば「汝の価値」はあると歌うその根拠なき信を愛しむ
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恋をするとかいうバグを欠くこともまたバグらしく、とかくこの世は
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千年後にも雨は降り人間は傘などさしているのだろう……か
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このへんでもうやめようという人もいたのだろうが記録にはない
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そのうちにみんな死ぬのに待てなくて殺してしまうのである人は
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春四月雀が挙げる五羽の子に包含されている死亡率
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人の欲には果てがなく断食をして死にたいと欲したりする
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「人間は動物だから」と大発見のように語られて、だから何
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もうそろそろ人の体を通さずに生まれる人がいていいのでは
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繁殖の予定もないのに♂♀を識別したがるヒトの多さよ
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これ以上仲良くなろうとしないのが仲良いままでいる秘訣です
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相聞をやりたくたって先方が「人類」とかでは返歌が来ない
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「友」・「敵」の二つの箱を「他人」という一つの箱にまとめて入れた
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生憎と核爆弾の一つ二つでは滅びないほどヒトはいる
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重力があるのでできることいろいろ。とりわけ重力を憎むこと。
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不可逆に進んでしまうものがある花の話をしている間にも
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桃花源にもエデンにも棲み得ざりし人らの裔なれば、さもあらむ
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人のいふ幸を幸とは思ひ得ぬ人として浴び行く春の雨
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幸あれと願はざるにはあらねども幸の何たるかを知らざれば
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「終止符を打つ」てふ譬喩よ終はりにも終はりを示す何らかが在る
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冷蔵庫の奥に芽吹く大蒜の(別にヒトとてこれを嗤へぬ)
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静かなる死骸となればどれも似て、つまり生とは違ひゆくこと
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蛙手の青葉かすかに震へつつ草木は自殺を知らざらむ
1
「躓きの石」なる譬喩ぞよき せめて石ならばさういふ石たらむ
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物体として立ちをれば刻々に我より岐れゆく向ひ風
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在ることは抗ふことにすこし似て落ち葉の未だなほ地に落ちず
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いくら眼を閉じても体のあるそこは社会の中だからな、忘れるな
1
これまでに殺したすべての生き物に
懐
(
なつ
)
かれてしまう悪夢で起きた
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すがすがしいまでに世界は「物」であり肉の一種として脳がある
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