Utakata
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肉体と意識の通信不良かもしれない雪も積もっているし
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ああこんな奴いたっけと思い出す たまに鏡に顔が映ると
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檻として見ればともかく連れとして見れば不安ばかりの肉体
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ここにいるこの人が私ですよと時々声かけして連れ戻す
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地に足は着いていません初めから。それでも歩けるという例です。
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脳内に薄曇りや雪の日がありしかも外とはずれていまして
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身体を捨てればもっと生きられる、という時の「生きる」の意味は
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滅亡の予測と滅亡そのものの間にほどよいキャンプ地があり
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予告なく落下してくる氷片を許す程度に人は優しい
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「もうない」とつぶやく誰かがいないので「ない」がどこにもまだなかった日
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故郷とか家とかそこに「帰る」とか、その発想が苦手なもので
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日に数度こっそり地球を火の玉にする方法があってよかった
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視点だけならどこまでも行けるので私が見えなくなるまで行こう
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人間も怖いけれどもあの空の黒いところの広がりよりは
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大きな無、小さな無、中くらいの無……言葉がなければ有りえないもの
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「何もかも意味はないけど特にこのこれには意味がないと思います!」
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十億年、と言わず千年くらいでも離れて見れば消えてなくなる
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愛よりも敵意が支えになることはあるよね空缶に挿す狗麦
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末永く憎んで生きていけるもの たとえば性別とか国家とか
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いまひとつ愛する力に欠けるので憎む力で補っていく
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大人ではあるつもりだよ人様に大人になれだの言わぬほどには
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昔から虚しかったし今もなお虚しいけれどいい音で鳴る
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一夜茸のようにつややかだとしてもそのユートピアは食えそうにない
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時間なら放っておいても過ぎるので無視して茸狩りに出かける
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具体的理由がなくても人間は時々狂うものでしたよね
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生きていることがある種の病気ならそのうち死んで治るので待て
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殴ったり撫でたりできない位置にまで離れてようやく対話ができる
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「会いたい」というのは「あなたの肉体を目視したい」じゃないので注意
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作品が「こいつ邪魔だわ早く死ね」などと思っていそうな作者
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しかしまあこの日本語の文字数のコスパの悪いことといったら
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