Utakata
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滅亡を待ちかねし人ひとりふたり寄り来て芋を食ふ道の角
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僅か5度ばかりの温度変化にも壊るる脆弱なる機器として
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人をかく飼ひ馴らしたる生き物は人なるか、人の知らぬ何かか
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目覚むれば変らぬ物理法則のありて人ひとりすら消し得ず
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影一つここより放ちやりたきに狂ひ足りねば立ちつくすのみ
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ひたすらに独りは愉し西の陽の傾くほどに窓に入り来て
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淡くとも光放ちて過ぎしことその後深き闇より知りぬ
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今もなお人の仕事のほとんどは物質を動かすことなので
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自己管理せよと他人が言うことの端的に矛盾ではあるのだが
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だからほら、二本の足で歩くのが障害と呼ばれないのはなぜ?
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「人間が集まって笑っていると正直怖いこともあります」
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九割の人が見ているそれじゃなく、違うお化けを描いてください
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ほとんどは何かの餌となる子らを輝く波に放つ生き物
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この一つの神経系に捕われてたまゆら「私」となった言語よ
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何もかも夢と言えるほど私には夢見る力はなさそうなので
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植物の生殖器及び付属器を見るのがやけに好きなわれわれ
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「初めからなかったことにしたいけど、そうもいかないから生きていく」
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身体は選べなかったということを忘れたように語るねみんな
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私には制御不能な胃や腸も私の名義にして生きている
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生むまではお前の自由であり、それをどう思うかは奴の自由だ
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他人なら殺さないのに家族だから殺した……そんなのがまた一つ
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まあ
これ
(
個体
)
は意識の器というよりも意識そのものなのではあろう
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わたくしを操りたくてしかたのない人が「操られるな」と言った
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「触るな」を核とし析出されてゆく結晶として「私」はあった
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逃してやるために捕まえようとして捕まえられず死なせたこの蛾
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水筒やパンではなくて葉緑素のようなものを持って逃げたい
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たかが髪、たかが便所と言いながらあっちやこっちに分けられていく
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こつこつと世界を壊していくために、体は壊さないように暮らす。
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新しい景色を見せてやるために脳の入った体を運ぶ
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今ここで列を抜け出せるか否か。或る簡単な指標としては。
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