しま かよ
48
71
投稿数
274

みぢかうた 31文字
https://kayo2012.hatenablog.com/

拭いてみる昔の家の窓ガラス便利機能な地図アプリにて
2
降る雨はあとからあとからきりがなく落ちて黄菖蒲がそれを吸う
6
ナルニアの街灯の下私たちいまいるのこれからどうしよう
5
物言わずねむがっている退屈にあらがい向かう一人の仕事
3
向かい合い焼く日も来ようそのために今は持ち帰る肉の弁当
2
あっけなく人は亡くなる現実に日本が気付くコメディアンの死
2
構わずにとりさえずっているのですパンデミックの朝が来たのに
2
伝わらぬこと伝わってこないこと遠くにいても近くにいても
4
緊急と不要不急が重なったクロワッサンの膨らみを
8
微かなる香を遠ざける監視役マスクして白梅しらうめ眺めをり
5
大いなる何かの下で親と子は繋がり別の季節を生きる
4
やや古き凍る月なりとりわけて別のフォルダに入れた.jpgジェイペグ
10
明日から始まる仕事嫌じゃない、なのに目に付く傷む山茶花
3
ひとりでも何と楽しきテーブルか仕事納めの自由なパスタ
6
暇あればあるだけ増える年末の雑事あれこれ右肩上がり
2
とりあえず重き頭を空にしてNetflix1日見る日
3
仕事終え降り出す雨に傘もなく空き腹にすする饂飩うどんの熱さ
3
傲慢なわたくしは今闘っている何といふ難事自意識
3
下草が隠す小花を摘むようにToDoリストをこなす毎日
3
高望みいかなるものか迷われる分不相応身の程知らず
2
自然だと言うには過ぎる厳しさを画面越し胸赤くして見る
4
知る事はしょっぱさがなきゃ旨味無いなどと訳知り顔のお汁粉
8
こんな(美味しい)もの食べていては(幸せになっちゃう!)と気にかけて(より大きく)一口ばかり(かぶり付き)ゆっくりと喰む(満足満足)
4
恙無つつがなく稲穂は実る収穫とりいれと呼べるもの無き我が身の前に
3
淹れていただく珈琲は懐にじわり香ばしゆるりと甘い
4
夏すぎて腹気にしても白つやのごはん食べたし甘々のやつ
4
自らが規格外だと嘆く時ビー玉ガラス散らばし遊べ
6
「俺のクラスで誰が一番かわいい?」を生で聞く夏休み明け
4
ようやくにあかつかえし焦熱は白雨はくうに振れて宙に躍り出
2
ただひとりここにわたしは仮住まいさよなら告げる人も消えゆく
2