しま かよ
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みぢかうた 31文字
https://kayo2012.hatenablog.com/

動脈の叫び胸から流る「赤」ドクリドクリ今生きているか
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訊かれたら出欠迷う会だけど声掛からぬは少し寂しい
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冷たさの中ほの温(ぬく)い雨落ちてしとしと地に当たる音(ね)ひたひた
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この場所は春のつもりにしましょうよ殊(こと)にこんなに冷たい日には
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食べるとは成果に至る行為なりこの確実で頼もしき事
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歩きつつ手袋外す如月の余白無くなる春近し待て
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本日は我が家より出ぬ段取りで連休いみじうも好もし
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生活の様式まずは野菜から食べる水飲み糖質減らす
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この時間デカフェ飲むのだ何となく身体気遣う私気取って
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この庇護に思ひ伝ふる事出来ぬまどろこし 暮るる空のやさし
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ひと巡り東の空からやつてくるおはやうございますの一年
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冬薔薇は静々面(しずしずおもて)上げるのみ一日一夜(ひとひひとよ)を雑作なく過ごす
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頭上(あたまうえ)仰げば寒い白椿首を縮めて顫(ふる)えておりて
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父と子が凧(カイト)飛ばして声を張る冷えた強風(つよかぜ)これも良きかな
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一言で直ちにこころポンと跳ね花咲くなんの骨折りもなく
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主人(あるじ)去(い)ぬ庭べのなぞか赤深く際立(きわだ)てる葉々寂しさ立ちて
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橙(だいだい)の絵の具搾りてそのままに見せびらかしの彩り秋は
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夜歩く知らない街は喧騒に膜がかかりて限りが見えず
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ここだけの秘密すこんと消えて行く秋の限定チョコ舌の上
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知らずとも踏みて気付けば歌うたふ口となりけり団栗(どんぐり)コロコ
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道すがらふと列並び待ち並び並び並びて食べるコロッケ
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木塀より覗(のぞ)く柿ありさながらに昭和の磯野(いその)邸よと興じ
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はれて豊か山吹色の伸び伸びと今年の幸のほがらかなりて
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休日が役割終えて穂薄(ほすすき)も熟れ白綿毛好き好(ず)きに舞う
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喩(たと)ふれば蕩(とろ)めく絹の手触りか金木犀の香(かほ)りするりと
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今はまだ背景でゐる稲の穂のすこやかに待つ静かなる午後
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小太鼓の音(ね)止(や)みて閉じる傘越しの空に龍神雨を吸い込む
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継ぐ人の無き家清く飾られて裾先(すそさき)釘(くぎ)掛かる如く呼ぶ
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巨大なるクマバチ万(まん)の羽音(はおと)して窓唸(うな)るただただ恐ろしく
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名残(なご)りとは胸しぼられる重さなく道端の一葉(ひとは)触(さや)れる音か
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