七咲
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天邪鬼

許してくれ指先の赤落とすたび重ねた罪が声をあげる
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君に今関節技をキメたくて咄嗟に出た嘘4の字固め
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関節のくびれ部分に思うこと君の人生滲んで透ける
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密度濃いまつげの先を見つめてる 君の瞳に見惚れたくない
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薄暗い街灯の下君の影 肩に羽織った革ジャンゆれる
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壁紙が普通なだけで少しだけ安心するの単純かな
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落ちこぼれ未満のぼくと秀才のきみの話を連載しよう
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吐きそうなほどの愛だけ注いでよ 他はいらない見えなくていい
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にんにくと油の匂いと君の汗 ベタつくなんて季節のせいだ
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曖昧な言葉で濁す昼下がり全部が下手な君は愛しい
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星の海渡って君に会いに行くどんな悲惨な結末でもいい
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楽しいにしてほしいのはわがままか きれいに舐めたいスープ皿まで
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スーパーの袋を持って歩いてる君は持たないエコバッグとか
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好き嫌い花占いは役立たず嫌いはいつも首の皮一枚
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柔らかな頬がおちたらどうしよう 艶めく汗はためておくから
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君のこといつか嫌いになるのにね こんなに好きでバカみたいだね
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君のことかわいいなんて思ってる鼻歌まじり街灯ひとつ
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節々の嫌い嫌よが重なれどそれより好きが大きくて好き
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君のこと少し見ただけそれなのにもうごきげんな私かわいい
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君が着たシャツに似てるデザインを横目でチラリ間違い探す
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日常のとなりにはほらみんないる気になるあの子友だち神様
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拡大し見つめる君の手のひらを ツメの甘さはどこにあるかな
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右腕の日焼けがやけに気になってもっとあなたを知りたくなった
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その指環今すぐ捨てて できないの?物にだって罪はあるでしょ
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飛び込め!君の真ん中へ この手を伸ばすから強く抱きしめてくれ!
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夏が来て秋になったらまた夏だ君の季節に春は来なくて
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左目の二重幅すら愛おしいあなたの誤差も私が愛す
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半袖や刈り上げられた髪の毛が私に夏を教えてくれる
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世界から見放されてもそばにいてなんて言わないだから愛して
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マグカップ君の名前と好きなとこ刻んでおこういつか割るから
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