カミハリコ
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一度だけ君と話した放課後の話題は確かマリリン・マンソン
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月に腰掛ける魔女との約束で一寸先の赤色を跳ぶ
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誰にでも腕を広げるあのひとは見送る側に慣れすぎている
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無造作にあなたが触れたこの皮膚も脱ぎ捨てる日がいつか来るだろう
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青空を拒絶しているつもりなの?ゆれるカーテン波打つ孤独
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あのひとを好きなあなたを好きでいる不変の痛みはわたしだけのもの
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夜明けにも夕焼けにも似ていないその瞳はただひとつの光
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爪先がさらうひとかけらの星ではじまる夜のブルーブラック
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閉じ込めておいた思い出が顔を出すどうやら血が足りなかったようだ
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知ってるよ何年生きてきてもただ丸呑みするしかないこともある
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薄目を開けて見るくらいがわたくしにはちょうど良いのであります
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残り火のお手本みたいな感情でまっくろに焼き尽くす心臓
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このからだ鐘の音ひとつ響くたび消えていけたら良かったのにね
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あのひとが僕に与えた傷口の同じ深さと角度で呪う
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置き去りにされた感情 軒並みに枯れた感傷 割れた残響
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あのひとに不正アクセスしましたね残念ながら 壊れるでしょう
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うつくしくひかり続けるもう二度と会えないひとを沈めたみずうみ
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さよならは一度だけでいい 変わらないひとみに宿る熱をおしえて
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目を覚ますまでの隙間で恋をする(しらないほうがしあわせですよ)
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どれだけの血を流してもかみさまになれない交じり合えない僕ら
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触れ合った指先も交わした言葉もいつかは溶ける夢のひととき
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明け方に見失うのは仕方ないあれは夜に似た恋だから
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深爪ぎみのその指でいちどでも選ばれたかった、なんて我儘
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二度寝したかみさまの目の前に広がる白い白い白いみずうみ
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かじかんだ指先そっと触れ合わせ指切りだけをできないでいる
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サイレント仕様にしてくれこの恋を(ひかりは先に死んでしまった)
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紅茶では駄目だ沈めた感情が飲み干す前に丸見えになる
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あの子の愛の大きさを見くびった馬鹿は見たいものしか見てない
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走馬灯じみた思い出蹴散らして死なないための軌跡を描く
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痛いのが好きなんでしょう?くらやみをなでる両手はいつもやさしい
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