Utakata
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カミハリコ
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歯車はもう狂わない最近の運命はみなデジタル仕様
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かさぶたになってしまった思い出をむりやり剥がしてまた傷にする
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「あの魔女は自殺でしたよ その証拠?僕に名前を教えたことです」
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あいつよりましだと思いつつ生きるあいつよりましと思われながら
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太陽やあの子みたいにいつまでも灯り続けるひかりがこわい
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とりあえず出された薬をとりあえず飲んでとりあえず今日を生きる
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もうだいぶ塞がりかけた傷だって触られるのはやっぱり痛い
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「じゃあまたね」まばたきひとつしないままコーラで流し込むハルシオン
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だいじょうぶ、僕はひとりで死ねるからお前はあの子のところに行けよ
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かみさまにもらったノートを一文字もうめられないまま地獄におちる
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届かないと知っているからいくらでも闇夜へ流す紙飛行機
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心臓をうしろからわしづかまれる満身創痍ハッピーエンド
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くらやみでうまれたこどもはひかりから逃げようとする習性がある
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火曜日と化膿と過労水槽の三層構造揃う妄想
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【WARNING】
減量中の時にだけレアなスイーツすすめるアイツ
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見届けるまでが復讐でしょう?さあ落下ボタンを押してください
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カーテンを閉めるみたいに人生を閉じられるならいいのですけど
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開いても開いてももうありませんあなたのために脈打つ心臓
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毎日のノルマをこなす死神を誰も責めないやさしい世界
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月曜の舞台でおどる屍は全員左に傾いている
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同じ月見上げているならそれでいい 棺桶代わりの電話ボックス
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丁寧に爪をみがいてからなぞる彼の背中のあかい五線譜
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いっぱいになる前にわざと割るグラス
充
(
み
)
たされるのはやっぱりこわい
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ドーナツの穴だけ食べる方法を考えてる間に星が沈んだ
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あやとりの最後はいつも僕だった 指に絡まる名無しの銀河
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うそつきな僕らへ落ちてくる星は誰の願いを叶えたかった?
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くらやみを歩くためにと手に入れた炎でみんな燃えてしまった
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ほんものの味も知らないままずっと柘榴ひとつぶ噛み締めている
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まっしろい月の下なら僕たちも嘘をつけるしキスもできるね
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のぞき込む水たまりには夜が満ちおいでおいでと呼ぶ声がする
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