Utakata
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カミハリコ
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うつくしくひかり続けるもう二度と会えないひとを沈めたみずうみ
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さよならは一度だけでいい 変わらないひとみに宿る熱をおしえて
5
目を覚ますまでの隙間で恋をする(しらないほうがしあわせですよ)
3
どれだけの血を流してもかみさまになれない交じり合えない僕ら
2
触れ合った指先も交わした言葉もいつかは溶ける夢のひととき
6
明け方に見失うのは仕方ないあれは夜に似た恋だから
4
深爪ぎみのその指でいちどでも選ばれたかった、なんて我儘
7
二度寝したかみさまの目の前に広がる白い白い白いみずうみ
5
かじかんだ指先そっと触れ合わせ指切りだけをできないでいる
6
サイレント仕様にしてくれこの恋を(ひかりは先に死んでしまった)
3
紅茶では駄目だ沈めた感情が飲み干す前に丸見えになる
5
あの子の愛の大きさを見くびった馬鹿は見たいものしか見てない
6
走馬灯じみた思い出蹴散らして死なないための軌跡を描く
5
痛いのが好きなんでしょう?くらやみをなでる両手はいつもやさしい
5
夜を折るために切り出す星空はいちまいにまい指は血まみれ
3
折られるたびに強くなる 受け取った熱のすべてを返したいから
3
可食部がすくない駄目ないきものとしてにんげんを眺めています
5
絆とか愛情だとか孤独とか飼い慣らせないものはいらない
9
かみさまに喉の奥まで舐められておぼれる一歩手前で掴む
3
ぼくたちはゆっくり滅ぶ自らが滅んでいるのに気付かないまま
8
白昼夢/傾いた塔/摩天楼/桜吹雪に散る砂時計
4
待つよりも掴みに行こう誰にでもひとしく与えられる死の名を
2
名を叫ぶこれを呪いと呼べばいい 忘れないならそれだけでいい
7
目に痛い赤はいつだって気まぐれ 背中を染めたり足を取ったり
4
さんざめくコメンテーター程度の確からしさでさあ愛を語れよ
3
骨までも灼かれる覚悟があるのならあの子の星を飲み込めばいい
2
なにもかもあなたののぞむものすべてさしだしたならそれでおしまい
4
はずれても自分一人ではめられる肩の関節ただの現実
5
信じたくないからずっと走ってる立ち止まったら夢が裏切る
3
「好きじゃないでしょ?」なんて訊かれたらもう好きとは言えず「きらいじゃないよ」
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