あんころ
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ゆっくりのんびり。

天の雲 糸光るよう縫われてる 秋が終わって冬が来そうだ
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あの頃の君を探しているだけだ。間違い探し、しているだけだ。
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何名ですか? 二人でピース、はいチーズ ご注文は? フライドポテトで
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外勤のあなたが戻ってきちゃって 三時のおやつに頂かれた
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インプット、アウトプットも必要な短歌への道難しいかも
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ぶちまければ消えると思ってたこの恋心 消える気配がない
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消えてくれこの恋心 いつかではなく今すぐに 救難信号
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蜘蛛の巣よ 未練がましくインスタを聞くこの私 許しておくれ
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要約をすればするほど「ごめん」の返事が頭によぎる告白
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傷口を言葉で優しく蓋をする 抉るの間違いでなくて?
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好き、などと言わない世界見たかった 送信はもう取り消せなくて
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大人の私でも泣きじゃくってるんだ、子供はもっと泣いてもいい
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恋愛を考えられないと言う彼女は彼氏持ち フラれた私
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海を越え廃れた城へ向かう君 背中にはふるさとの香りが
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眠れず夜中にミュートメッセージ 「ずっと好きでした」 台風の夜
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好きでした、が言えなかった。だってさ、私と同じ女の子だもん。
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どくどくと頭の中の管を血液が蠢いている気がする
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進む君に冒険者かと問うてみたら 困ったように笑ってた
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甥っ子に追い課金もしちゃうよ 可愛いんだからしょうがないじゃん
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信号の変わる瞬間走る人 多分あなたは怒れる人ね
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この世では 年齢の他性別も 恋愛上の障害となる
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好きな人をフォロワーに持ち 浮かれてる私は下心満載
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好きだったことを隠して 未読無視を受け入れる私は 弱いの?
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未読無視の間にもアイコン変わり 優先順位の低さ知る
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恋人より友達優先を撤回した ことを撤回される
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闇だって 味も匂いもあるからさ 煮ちゃって焼いて 食べたらいいの
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しんしんと 名付けられた様な君だけど 温もりもそこにはあって
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指先の一つ一つが額縁で 君はまるで小さな美術館
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ひたすらに駆け抜けてゆけ 飛ぶ鳥が眩しさなぞに負けないみたく
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枯れた星よ 夢見る夜なのに私だけが過去に囚われている
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