あんころ
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ゆっくりのんびり。

いつも名前を思い出せない花がある 別名は曼珠沙華
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また連絡しますね。使い使われた言葉がまるで遺書のよう
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眠れぬ夜 まるで百合みたいな言葉に囲まれ窒息の心地
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三錠半半の薬で構成される身体からだ明日あすは海へ
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隙間風の音を子守唄に 冬用の言葉を抱きしめ眠る
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あなたの孤独は油の味ね 私のは真っ黒焦げのオムレツ
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今日の夜はどの孤独を食べようかしら あかあおきいにむらさき
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グッズの少ない推し 売れすぎなのか 売れないのか そっと掬うように
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独り言を全て書き留めるように短歌生まれる 朝はもうすぐ
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ヴィランの血管には青信号の色が流れている 夏空
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指輪を照らすように天高く繋ぐ手 指を透ける月の光
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吸い続けた香水がザラザラザラと舌の上を蠢いている
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吸い続ければその人の体臭に届く 香水なんて無駄さ 
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目が合わぬことを指摘されない それだって優しさの一つなのよ
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満月にスマートフォンのライトを当ててみる  大負けの真夜中
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墓場のような列車内で耳から漏れるポップな洋楽 秋
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若作りのためにと友を誘いプリに 夜はもう冷え始めてる
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銀の欲 当たるも八卦当たらぬも八卦というが意味は知らない
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君のこと本当に好きなんだよね だから一緒に愛夢メダカ
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二の腕の太いままノースリを着る 世界で三番目に可愛い
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真夜中にぱちんぱちんと爪を切る どうかそのまま起きてこないで
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ある人はスキップ ある人は踊ってる 私は歌う 春散歩
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無償の愛とはこうなのか 不機嫌でもバイバイをする甥っ子
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浮雲に公園の鯉思い出す 明日こそ雨の予報当たれ
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ギラギラと裸眼に夕陽 赤の雲 黒猫の尾の先何をみる
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見てごらんあれが月だよ 裸眼ゆえ螺旋階段の光にしか
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