Utakata
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美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。
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酷暑の夕群衆
(
)
の一人となりて
総
(
すべ
)
ての祖先胸で呼び掛け
5
潰
(
つい
)
えてもこの深更に
何人
(
なんびと
)
か救済叫ぶ気配ありなん
7
寂しさがそこにあるだけ太陽と星と月とがあるに等しく
12
行儀よく姿勢正して買った本吟味するよう
捲
(
めく
)
りおる
娘
(
こ
)
あり
10
オレンジの水平線のさざめきを死のなかでだけ見惚れる規約
11
前後見ず光と影は無きものに
白猫
(
はくびょう
)
として今日を横切る
12
始めなき時からボクはあの世からこの苦海をば眺めおりたり
6
涼しい眼看取られますか?問うを機に巨大な鎌の降りきた師走
6
生はもう眼も当てられぬ様でした隠棲ぐらい 絵になりたいわ
8
駱駝
(
らくだ
)
の眼ボクを視ていた夢暗示眠り赦さぬ
紅
(
あか
)
い砂漠で
9
含羞に生死を賭した人ありき明朗の渦 恥じて歩めり
11
愛ならば計らうなかれ自ずから発するものが真の愛なり
9
相貌も佇まいすら何となし母に似てきし 血筋自覚し
7
カスハラと?そうじゃなくって其の無礼 諫めただけで舐めてちゃダメよ
6
そういった調子態度で私にも喋ってよなど胸中ポツリ
11
悪戯に盛んな生の明け暮れに立ち交じり
居
(
お
)
り フェイクな小鳥
8
木苺
(
きいちご
)
の実の外套という不思議な名私を神に返上する城
7
曇天の下での再起独り行くキミは聖なる手に導かれ
7
終
(
つい
)
の
家
(
や
)
を定め訪ねるあの場所へ帰って来たよ十五の私
8
背で慈眼感じ行くのは白き道彼方で淡く手招きする人
11
緩慢な走行音よ緋文字の歴史断ち切る私を運べ
7
同地点たどり着く今姿のみ変じて遥かな道歩いた
8
分からなさただそれだけと関与する生きねばならぬボクらの根拠は
8
大人びた筆跡見事なキミのトス内反足も可憐な
床音
(
ゆかおと
)
7
億劫の夏の盛りの行き違いあと幾人の
人間
(
ひと
)
を観るのか
7
稽古終え列なし過ぎる少女たちそんな一瞥らしくはないわ
6
星々とお月様とが地上の子遍く照らす差別すらせず
14
途切れつつ帰宅する人歩を進め夜空に神の薄ら目 あるやも
8
千万の饒舌よりもマスターの温顔しみるラストオーダー
7
硬直し甘えと厭悪併せ持ち嘘と弱さと卑屈と慚愧
8
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