美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。

ベビー連れママの談笑見おる瞳(め)に記憶ばかりが遥かに霞(かす)む
9
呆気ないサヨナラを言う儀式です今日も激しく萎縮してます
7
二十年死よりも深く眠りおり神と私は骸(むくろ)であった
10
膝小僧流れる血みて逃げ出した悪の私におどけてみせた娘(こ)
7
身をかがめあそこが家と指さしたキミが誇れる 初友だった
10
草原よ夢もうつつも境無しそこに永遠()グリーンガール
7
もし出来るとしたら私顧みず全て抱き寄せ愛で在りたい
6
生も死も叶わぬままに彷徨す少女の瞳いとも寂しき
12
割れ鏡見よ世界たち真(ま)の逆に映るしかない正義の世界
8
外物の竜宮城は目に眩し心の砂漠焼け付くままに
6
一番に登校してた寂しい少女(こ)今は社長の令室となり
11
紅(くれない)の永遠(えいえん)などで催眠を解きはしないわキミはキミでしょ
6
葬儀社のワゴンに辞儀し見送りぬ母の八十九年 幕おろす
15
深更の医院の廊下滑走すストレッチャーと揺れる母の足指
17
カフェはもう詩人ボヘミア項垂(うなだ)れて憂うつ記す場所には非ず
12
ただ此処に端座しおるに世の人の困惑するを途方に暮れて
8
フェアリーな円周描くてっぺんでボクら逝けずに仰ぐもの有り
5
四方(よも)昏(く)れて今も独り居畏(かしこ)まり世界と人間(ひと)に融和したかい
10
八歳で稀少のキミは喜々として世に処せぬ我が業見抜きし
11
天使とはまた勇者でもある故に苺タルトの銃を携え
10
駈け抜けたこの世の不思議懐かしむ確かな契(ちぎ)り目前(めまえ)に在りて
9
嘆願も慚愧(ざんき)も要らずそのままのキミを抱き寄せ光へ翔(と)ぶよ
7
アスターの小鉢をこの瞳(め)捉えては意味根拠無く贖う日有り
9
情報とものと自由の牢獄が侵食尽くす人間(ひと)の尊さ
7
スタバにて突っ伏して寝ていつまでも動かぬ彼女心配なりし
7
ここに座す月はやっぱり現れてヒイラギナンテン秋の讃美歌
10
麗(うるわ)しき虫の音色(ねいろ)の傍らで()遠い貴女(あなた)と同じ月観る
9
死を賭して護るもの有り死を超えて護られているもの常に有り
10
極上の45分提供と整骨院の貼り紙見る夜
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松の葉の揺らぎがササと覆うごと甍(いらか)の並び子らに見えおり
6