美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。

脆弱ぜいじゃくが超克された夏空にまみえる雲は愛の横溢
8
端なくも生を持たずに歩み来た程なくして生など持たず歩み去る
4
地球人ほしびとよ心得てるわ私とは踊りたくなどなかったのよね
7
押し流すカートのなかの命綱逢魔時おうまがときに回遊魚満つ
8
父母よ人間ひとの密林燃えており老いの入り口かくまで辛き
9
オーレンカ私の生もかしぎおり思儀も叶わぬ色相湛え
5
激暑の日夕立ちありて横臥する枕横からエリック・サティ
10
厳かに闘い抜いた余所街よそまちでこんな密かな惜別の夏
8
世の人を困惑させし分子ゆえ身を退けてひと粒の麦
6
詩集の背眺めてキミは今も尚…問いかけつぐむ旧い友への
8
ローリング酷い無様なクロールで500メートル泳いだあの子
6
大方を走り抜けたという虚脱悲傷憐憫浸る暇無し
7
菓子店のゼリーの名見て感心す歩を止め眺む清流泰然
6
麗しき人魚に言葉知らしめてフェーズフォーカス 自分軸など
4
想いなど日めくりみたく棄てていく 向後侘びしき日々の鍛錬
7
必ずや出くわす級友集メイトつどいおり独り制服その道来たね
6
晩年という音響は頂けず最終章の頁繰ページくる指
7
流浪にも終焉ありて無彩色モノクロのシフォンと魔女のエクシステンス
6
猛き夏不毛の辛苦世に満ちて 神々の嬉戯止めるもの無し
7
おわる生涯想う幾様の生の儚き蝟集のなかで
6
それでいいそれでいいのと黄昏たそがれるさざ波優し 拗ねるキミにも
7
憐憫の極北までもくのだわ世と折り合わぬ透過星とうかぼしより
5
哀願の瞳で瞬時行き違う少女あなた生命いのちも私のなかに
6
炎天下設えられたステージでチアダン踊るちっちゃい子たち
11
風の子の保育園裏夜気にまだ自転車二台しんと停められ
11
現し世に適せざる者ここに居り二十四時間遠隔監視
4
大海に嬰児のまれて幾星霜生きてた彼女そんな生です
7
隠花ゆえ世に屈しつつ鎮まりの種蒔き続け悔いること無し
5
まだ娑婆そこで終身放置忍ぶキミここで待ってるわれら聖闘士セイント
6
胸中は神と対話し騒擾に出された試食微笑んで受け
4