友一
0
1
投稿数
183
ツンとする?それともマイルド?酸味ほのかにクセを抑えたやさしいあなた
2
ひとり見るあまりに惜しくアケボノソウあまたの心咲かせてみたく
5
葉に置きて緑透きたる露の玉朝のひと房シャインマスカット
9
老眼鏡かけては外しまたかけて いっそコンタクトにしてしまおうか
5
リビングで猫(きみ)と食べる晩ご飯お腹満たされ心も満たされ
8
待ちくたびれたアカデミズム プレビアン達は渾沌の宴の
3
長き旅歩み重ねし青人草 夢にまどろみ時を忘れて
3
夕餉付きの赤電車、家の前まで送ってくれる時間にルーズだが
4
港にてダイサギの友と魚食うたまに短気なイケボの犬(ワン)ちゃん
6
未来より涼しい祝電届きけり嬉しくもあり哀しくもあり
5
駅スタバ向かいの男女睦み合うコーヒー啜って平和な地獄
7
港に現れる黄色いカラス目元綻ぶ義足の青年
4
長雨に道も遠のき家事間にも我は忘れず君をしぞ思ふ
5
四畳一間に押し寄せる赤と青と緑の光の波
4
秋雨で一人こもり続けて靑海原のひと舟のよう
7
薄より流れ落ちたり白露と人も離りゆく浮き世なりけり
3
馬の前で逃げる午前中、馬の後ろで追う午後、正午は背にて
5
スマホ片手にAIとチャットしながらワインを嗜む運慶
5
しとしとしとザーザーザー轟轟轟轟轟轟轟轟轟
4
秋霖の眺めに人を思ひつつわが憂き心なほまさりけり
3
「愛してる」相方の相も変わらぬアイロニカルな相々傘
4
鶉の雛は泣き黄頷蛇(あおだいしょう)は喰らふ案山子はただ立つてゐる
8
春に芽吹き 夏盛る 秋に散り始め 冬枯れる 吾冬来るかな
4
梅の香の 匂ひ立つ道 つらぬけば 乙女椿 心に咲きけり
4
有ることが難しいから有難い 日常の当たり前に我、感謝
4
たった一人のための電車、駅 卒業までの伴走列車
7
『お父さん毎日駅までありがとう』こちらこそと一人呟く
19
人間(ひと)の気持ちは不合理なものである だからこそ温かく優しい
4
かの鳥と なりて空飛ぶ 身なりせば 今しも君へ 飛びてゆかまし
7
天つ月 雲居はるかに 眺むれば 三笠の山に 出でし月かも
8