友一
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コイン入れ回れりドラム下の段置き去りにされし吾の服ども
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ひさかたの月うるはしき十五夜を人も見つつや歌詠むらむ
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散歩道黄と緑の日の雫秋深まりぬ早生みかんかな
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幼子の布団めくればヨガポーズせはしき心にひとときの春
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蝉の声盛り過ぎゆく秋彼岸秋の夜長にあはれなりけり
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長雨のカーテン隔つ俗世間 穏やかなりし今日この頃かな
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この世はみんなホログラムホログラムホログラムホログラムホログラ
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前触れもなくて変わりし秋空はまるで昨日のあなたのやうで
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赤、白、緑ピザに感動王妃様その名こそマルゲリータ
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廊下を進むと茜に染まる台所雨上がりの夕暮れに
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顔洗ひ目覚めゆく吾身を起こし崩れ落ちたる魔女の一撃
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しんしんと乗かる白雪残り柿 鵯ついばみ冬至れり
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影と見ゆ叫声の彼方紺藍の岩壁穿つ荒魂なり
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深山辺に遠く聞こゆる滝の音あはれなりけり秋の調べよ
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浄玻璃を嫁に与へし閻魔様 馬鹿やろう、糞やろう、スミマセン…
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もうやめて理由(わけ)言えないのどうしてもはしゃぐ子供らうつむく地蔵
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オータムの祝日楽しみどこへゴー ググるー彼氏ハッピー私
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朝寒に彼岸の気配感じゐる赤紫の空眺めつつ
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なにくそと目剥き出しに息荒げあの子の前でかっこつけたく
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恋ひすれば身をば滅ぼす乙女なり逞しく烈しく妖しく
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おばあちゃん急須ことこと茶を注ぎ心ほどける茶の温もりかな
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愛がため毒孕みたる葡萄酒を比翼の鳥は空に消へゆく
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もしもし嫁よ嫁さんよ世界のうちにお前ほどこんなに愛しいものはない
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カーテンの揺らぐリビング鳥の声 開けることない最後のジャム
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これ浮き世月明らかに星稀に行く末の道照らしたまへよ
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ツヤピカの新米炊いて笑う祖母八十年もまだ新米だ
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我が子、書道の練習しをる『退職届を代わりに書きます』
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あふれおる外国人に押されつつはぐれぬように彼女と腕組み
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秋津島冬に向かへど時巡り春また来たるその日をぞ待たむ
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冬に咲くふたつのすみれ春知れずヴァイオレンスな菫色(ヴァイオレット)
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