友一
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秋雨で一人こもり続けて靑海原のひと舟のよう
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薄より流れ落ちたり白露と人も離りゆく浮き世なりけり
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馬の前で逃げる午前中、馬の後ろで追う午後、正午は背にて
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スマホ片手にAIとチャットしながらワインを嗜む運慶
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しとしとしとザーザーザー轟轟轟轟轟轟轟轟轟
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秋霖の眺めに人を思ひつつわが憂き心なほまさりけり
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「愛してる」相方の相も変わらぬアイロニカルな相々傘
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鶉の雛は泣き黄頷蛇あおだいしょうは喰らふ案山子はただ立つてゐる
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春に芽吹き 夏盛る 秋に散り始め 冬枯れる 吾冬来るかな
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梅の香の 匂ひ立つ道 つらぬけば 乙女椿 心に咲きけり
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有ることが難しいから有難い 日常の当たり前に我、感謝
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たった一人のための電車、駅 卒業までの伴走列車
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『お父さん毎日駅までありがとう』こちらこそと一人呟く
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人間ひとの気持ちは不合理なものである だからこそ温かく優しい
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かの鳥と なりて空飛ぶ 身なりせば 今しも君へ 飛びてゆかまし
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天つ月 雲居はるかに 眺むれば 三笠の山に 出でし月かも
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トング持ち毎朝海岸ゴミ拾う麦藁おばちゃんありがとね
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ひとひらの花を待つごと佇めば風のみ過ぎて歩み始める
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親友ともと見る これきりなのかと 思ひつつ 草のみ揺れて 最後の花火
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踏切で群れる鳩へと警笛を鳴らせば教官わたしを𠮟る
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燦然と輝く太陽 宮の丘 慶ぶ君の幸せ願う
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人の世は 昔も今も 変わらずに 権を求むる 人の心よ 
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ひさかたの 雨降る空に 光さし 心の雲も 薄れゆくかな
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家に着き布団の上で力尽き 生きてるだけで褒めて頂戴
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昼下がり部屋の隅にて並びおる二本の靴下 一人のわたし
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夏日和 風なき窓より 猫の声 心和みて 君安からん
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夜を明かし 願ひ虚しく 目覚めけり 今日一日を ただ生きるのみ
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朝目覚め 吾が身昔に 戻らばや 目を閉じ願う ぬばたまの夜
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天命を 受け入れ人事 尽くすとも 一切皆苦と ただただ思ふ
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一時間 待って診察 五分間 薬局行って また一時間
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