Utakata
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友一
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港にてダイサギの友と魚食うたまに短気なイケボの
犬
(
ワン
)
ちゃん
6
未来より涼しい祝電届きけり嬉しくもあり哀しくもあり
5
駅スタバ向かいの男女睦み合うコーヒー啜って平和な地獄
7
港に現れる黄色いカラス目元綻ぶ義足の青年
4
長雨に道も遠のき家事間にも我は忘れず君をしぞ思ふ
5
四畳一間に押し寄せる赤と青と緑の光の波
4
秋雨で一人こもり続けて靑海原のひと舟のよう
7
薄より流れ落ちたり白露と人も離りゆく浮き世なりけり
3
馬の前で逃げる午前中、馬の後ろで追う午後、正午は背にて
5
スマホ片手に
A
I
とチャットしながらワインを嗜む運慶
5
しとしとしとザーザーザー轟轟轟轟轟轟轟轟轟
4
秋霖の眺めに人を思ひつつわが憂き心なほまさりけり
3
「愛してる」相方の相も変わらぬアイロニカルな相々傘
4
鶉の雛は泣き
黄頷蛇
(
あおだいしょう
)
は喰らふ案山子はただ立つてゐる
8
春に芽吹き 夏盛る 秋に散り始め 冬枯れる 吾冬来るかな
4
梅の香の 匂ひ立つ道 つらぬけば 乙女椿 心に咲きけり
4
有ることが難しいから有難い 日常の当たり前に我、感謝
4
たった一人のための電車、駅 卒業までの伴走列車
7
『お父さん毎日駅までありがとう』こちらこそと一人呟く
19
人間
(
ひと
)
の気持ちは不合理なものである だからこそ温かく優しい
4
かの鳥と なりて空飛ぶ 身なりせば 今しも君へ 飛びてゆかまし
7
天つ月 雲居はるかに 眺むれば 三笠の山に 出でし月かも
8
トング持ち毎朝海岸ゴミ拾う麦藁おばちゃんありがとね
6
ひとひらの花を待つごと佇めば風のみ過ぎて歩み始める
6
親友
(
とも
)
と見る これきりなのかと 思ひつつ 草のみ揺れて 最後の花火
21
踏切で群れる鳩へと警笛を鳴らせば教官わたしを𠮟る
11
燦然と輝く太陽 宮の丘 慶ぶ君の幸せ願う
3
人の世は 昔も今も 変わらずに 権を求むる 人の心よ
5
ひさかたの 雨降る空に 光さし 心の雲も 薄れゆくかな
5
家に着き布団の上で力尽き 生きてるだけで褒めて頂戴
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