相生    フォロー 18 フォロワー 14 投稿数 133

生きている

見上げれば月はいつでもそこにある、失うものはきっと何もない 

ただ彼に愛される可能性があるうちに死んでおけばよかった 

何なんだこの世界はいつもそう何もかもクソクソ中のクソ 

無茶苦茶だ何もせずただ愛されていつか彼との子を宿すのでしょ 

どうしたら愛しい人に愛されて同じ時を刻めるというのか 

見苦しく必死に足掻くその瞬間がきっと何より美しいから 

君の気配のする部屋は清いまま大丈夫まだ孤独を愛せる 

気だるさと眠気を共に感じたい、君とまた夢を描けるのなら 

水面のきらめきみたいな君と暮れ浮かびは消える泡のようなもの 

天邪鬼として生まれたからには運命にさえ逆らってやるよ 

あの黒い宇宙の最果てまで泳ごう終わりの始まり一緒に帰ろう 

その麻酔を吸ってしまえば最後だよ、明日から君は君じゃない君 

46個の絵の具を片手に透明な今を睨み悩むの 

まろやかなシーツの波に思うこと、やっぱりライターと名乗りたい 

汚くておぞましいほど愛おしく絡みつくのだろういつまでも 

あぁまるで舌が拒むほど甘く濃いオレンジジュースみたいな恋だと 

灰桜 次に生まれて来るのなら貴方に愛されたいただそれだけ 

ブスなんてこの世に誰もいないと思う世界で一人私以外は 

所詮この世は常に無い物ねだり届かないからこそ美しい 

芸術はどこからくるんだろうねと泣く僕を見て呟いた君 

穏やかな春の午睡の中の君痛々しいほどあぁ愛おしく 

この味がいいねと君が言ったから危うくコーヒー記念日制定 

君が帰りすっからかんのこの部屋に孤独が灯る 日曜の夜 

もういない君の残り香しみついたシーツで今夜を生きてゆきます 

晩酌を諦め迎えた翌朝のイルガチャフィにはらはらと泣く 

九畳もいらない褪せた荷物など全て燃やして焼き芋焼こう 

亡き人へ 胸の痛みを捧げよう、ラヴェルの響きと祈りを添えて 

ふと出会う都会の隅の桜にあと何度救われ生かされるのか 

美しい国に生まれて唄を詠み美しい時代に生きる喜び 

今晩はサティに溺れて眠りたいモルトドルチェなジムノペディ