Utakata
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しっぽ
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拾い上げるほどではないけれど
眺めるには退屈しない程度のものを。
ひっそりと朗読をはじめました。
https://www.youtube.com/@Sippo_4
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憧れを 切るように降る 青時雨 触るに触れぬ 窓越しの花
9
雨垂れを 含んで笑う 水溜まり そっと呟く 〝 はごろもフーズ 〟
4
雨雲の 向こうは空の 衣替え 大胆かしら 日差しの露出
10
(
くら たづな あぶみ ていてつ
)
鞍、手綱、鎧、蹄鉄、取り付けて 交感神経を手懐ける
6
カフェインは 苦手なくせに 珈琲の 香気に集う 甘めな僕ら
11
プリズムを 泡が映した 水路脇 虞美人草が 揺れているだけ
12
湿り気を 帯びた季節の 幕間で 耐水性の こころが躍る
14
満ちていく 月の光に 嘯くが いつかは欠ける ことも知ってる
13
雨露の 屈折率が ふんわりと 隠した僕の トゲトゲ言葉
13
隔たれた フォッサマグナも なんのその 想いを紡ぐ 電子信号
7
手を引いて 連れ出す先の さざなみが 夢の岸辺で さらさらと鳴る
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空高く 命燃やした 蛍火が 降りてこれずに 星空になる
15
電線に 愚痴や文句が 絡まって 風に揺れてる 午後六時前
11
夏空を 迎えるのには 何もかも 足りぬ私と 儚いホタル
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夏前の わずかに残る 涼しさを すべて吸い込み 立ち昇る雲
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雨後だとは 思えぬほどの バカ晴れに また全身で 息をしている
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何ひとつ 不自由のない 平和な日 だからいずれは 忘れるだろう
8
面映い 寄せる想いと 離れてく 想いに唸る 潮の干満
12
敷き詰めた アザミの棘で 閉じ込めて 飼い殺された うららかな春
12
この街の しめりを帯びた 悲しみに 踊れオオルリ 雨の止むまで
12
はじまりを 告げる合図が 轟いて 積乱雲は
(
そら
)
宇宙を目指した
18
黄昏に 差す寂光は 溜め息と 引き換えに得る 明日への切符
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この道に どういう夏が 待ってても 群青色に 染まっていたい
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恩の数 空を満たした 水滴で 母の日祝う 雨垂れ拍子
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桜葉を ゆらした風は この部屋で 言の葉ゆらす 呼吸に変わる
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白波が 砕ける音で 飛び込んだ 好いた惚れたは 波打ち際に
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春風の 忘形見の わたくしを 避けてるような 薄細い雨/春生まれ
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明日から 日常などと 悪質な デマを吹聴 したのは誰だ
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しゃがみ込み 揺らすナズナの 共鳴りに 色を歌うは 名も知らぬ鳥
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葉を揺らし 夏の真似事 青紅葉 つられて蝶も 風を耕す
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