浮枯草
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令和八年(二〇二六年)三月廿四日ゟ
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皿割りしお菊輪廻し転生す素手で椅子割る西萩小町に(お菊婆)
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倭文(しづ)たまき数にもあらぬ身にしあれば千年(ちとせ)数ふと思ほゆるかも(お菊さん)
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疾(と)く消ぬる玉の露こそ愛しけれふりつみ消えぬ塵芥の身
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かへらねば思ひ引かるるあやめ草あやに悲しき五月雨の空
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あやめ草あやなき身捨て鳥の如翔けて行かまし心しあらば
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萎(しを)るれど散るを知らねばあやめ草引く人だになくただ這ひに這ふ
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あやめ草念々浮かぶ種(くさはひ)の多からば身こそ引き破(や)らるらめ
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あやめ草あやに惑へる心根を引き忍びては這ひ伏しもぞする
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あやめ草え引き止(とど)めず思へども音(ね)にも泣けねば山ほととぎす
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あやめ草あやに愛(かな)しき時鳥(ほととぎす)われ乞ふなへにねもころに鳴く
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久方の蒼天翔ける日輪の颯(さ)と照るべきを明けぬつつ闇(アレれ。。。)
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北ゆきし古虎吠えけり甲子園三百目の星恩返したり(ボス)
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下(くだ)り竜常となりては久方の空のあなたに星の(星野仙一)涙雨(どうした?ドラゴンズ)
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行く鳥の人馴れもせで安らかに生き死ぬる世にありこせぬかも
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直(すぐ)なるはことに危ふきあやめ草すずろに引けば切りもこそすれ
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少子化をすすめる術(すべ)やある此処に日に異(け)に増せる白鼻芯(はくびしん)憂し
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軍産の利権蠢くこの地球足らずて他所の月まで汚す
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潮船の並ぶ泊りに老いの波けもの寄れども若人寄らじ
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節慣れでいまだ世慣れぬ時鳥忍び来よ来よわが杣の宿
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葵(あふひ)にも瑞枝(みづえ)にもかくさらさらとさやぐ風さへ衣更へかな(葵祭り)
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うつろはぬものと伝へし老松も薄き二葉の夏衣着る
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柞(ははそ)葉の母に似げなき言の葉に置くかひやある露の涙も
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侵さるる前に侵すと皆言はば幾許(いくばく)も無し風の前の塵
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けふは花あすは緑とめぐれども朽ちてゆき散る方さへ知らず
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竹のこの憂きふし繁き節(よ)よりぞゆるがし出だす明けのうぐいす
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過ぎにける月日を忍び藤浪のまつはる思ひ沈めもぞする
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山に生(お)ふるうどを好める山羊を見て食(は)み初(そ)めみきや古への人
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ひよどりの鳴く音(ね)も変はる山裾は誰を惜しむか藤衣着る
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ながらひもこそすれ何を三枝(さきくさ)の幸(さき)くを願ふ修羅の巷(ちまた)に
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紫の雨降り初(そ)めて幾年(いくとせ)か彼逝きし日はあかねさしつつ(四月二十一日プリンス命日)
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