浮枯草
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令和八年(二〇二六年)三月廿四日ゟ
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東雲(しののめ)の空に泣け泣け明け鴉(がらす)夢追ひ人をあくがらすまで
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今住むはかつて海山湖の屍(しかばね)の上思ひあがるな
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愛国と云はでおのづと慕はるる国を願ふと墓の下より
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天離(あまざか)る鄙(ひな)を立たばやさのつ鳥あとに残せる巣は荒るるまま
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みそぎ川清め渡せよ玉藻なす寝くたれ髪を漂はす身を
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生(お)ふしもともとな伸ぶれば所狭(ところせ)き杣の屋すべて虫の籠(こ)になる
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くれたけの世を背き入る山なくてかひなく身のふるながめせしまに
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憂さ晴らし次には憂さの元となり果てなく続く憂さのわさわさ
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あさましき心で何説く文殊普賢と原発名付けし愚禿の輩
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老人の舟に刻みて剣求む笑ふ若人同じ流れに
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亡き夕と見ゆる文字面七夕はあやに悲しも君隠るより
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虚言(むなこと)を満つるこの世におのが身をあざむき昧(くら)す闇のしくしく
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人よりも鳥や虫の音(ね)ゆかしきと思はるるまで侘(わ)びにけるかな
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美と愛に満ち満つ今生(こんじゃう)紫の履歴書も満つ毛皮のマリー(美輪様六月廿日ご卒業Adieu!)
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ひさかたの月を眺めて美(うるは)しと云へぬ日ぞ来る宇宙開発
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下萌ゆる雪間の草のめづらしく面白(おもろ)い歌にあひみてしがな(Don't stop ネタ短歌 !)
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さざれ波立ちても居ても頻(し)く嘆き憂きに耐へぬを思ひこそやれ
7
親鳥の狂ほしく鳴くしめしめと降る中につゆひなの声なし
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君好みし桑の実もなし君もなしつゆ空あかで錆びぬる鍬の刃
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煌(きら)めきて位(くらゐ)誇(ほこ)れど玉匣(たまくしげ)開(あ)けばその身ぞ糞袋(くそぶくろ)なる
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稀に来る夜半も悲しき数ふ声絶えずや井戸の中に聞くらむ(お菊さん/俊成ver.)
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鳥じもの浮きてし行けば渡るべき岸もあらなむかの涙川
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あきもせで歌詠み交(か)はすいにしへの人の心の常にもがもな
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つくづくと眺めし経(ふ)れば水(みづ)の色深く染(そ)むらむ集真藍(あづさゐ)の花
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天伝ふ入り日に染(し)めば佐渡ヶ島白鷺さへも朱鷺と見紛ふ
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いとせめてかなしき時は玉の緒の長き夜の夢絶つを知らなく
8
花は散り雲は流れて立つ浪の巖打ち砕き遺さずはよし
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五月雨にあやに悲しきあやめ草引く影さへも薄くなりゆく
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夕暮れにひとつ鳴きける時鳥涙落つがに橘の降る
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つゆ空に思はじ追はじ構へども心にかかる君が言の葉
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