恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

秋の夜に 上着羽織って見る花火 鮮やかにして もの悲しくもあり
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夫からバースデー栗大福 和菓子が好きな妻への気遣い
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山々が初冠雪と聞き 秋の歩みはゆっくりであれと願う
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吹く風の冷たさ 薄手のストールと下ろし髪で出勤の朝
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息子たちの おめでとLINE 温かく ほっこり秋の一日(ひとひ)を過ごす
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シミシワも増えてますます似てきたよ 写真の母は 失礼ね と笑む
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貴女(あなた)がお腹を痛めて産んだ娘(こ)が 還暦迎えたよ お母さん
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夕空が 朱と紫のグラデーション 染まりて さてと前掛け(エプロン)締める
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夏籠りで鈍(なま)った身体(からだ)解き放ち 歩く 歩く 私の季節だ
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雑草刈り ひっつき虫だらけの夫を 笑顔で労い 鼻からため息
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さりげなくピンク着こなすお爺さん 来院のたび 我が身省みる
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蛇口から出る水ひやり心地良く 合いの服など出すも楽し
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薄衣(うすぎぬ)のような秋雲 嫋(たお)やかな空 待ち焦がれた季節に浸る
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温かいコーヒーにしよう 豆を挽く君と 芳香に包まれる午後
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盛大な雷鳴と雨で幕開けた 十月の風に息吹き返す
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早生みかん 皮をむいて深呼吸 青く酸っぱい癒やしのアロマ
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雨予報 雲覆う空 西の方 ほんのり朱に染め 長月が去る
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仕事終え はあ疲れたと独り言 月は黙って帰路に付き添う
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夕飯を作って出勤する午後は 置き手紙書く スマホの時代に
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釣り好きの息子(こ)の入れ知恵で オニヤンマ 蜂避けグッズを追加招集
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秋晴れと 蜂の怖さを天秤に しばし悩みて シーツ洗い干す
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磯鵯(イソヒヨドリ) こんな夜更けに囀って 雲間の月を愛でるかのように
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びゅうびゅうと 微熱を帯びた風抜けて 涼待つ心と洗濯物(ほしもの)揺らす
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ひと夏で40センチ伸びた木が 年々縮みゆく身には眩しく
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エアコンを使うや否や迷ひしが 風の水琴(ふうりん)の音(ね)を選び過ごせり
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有り合わせ 茶色ばかりの食卓に 救いの彩り しば漬けの赤
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ママ治療中 三歳男児を抱っこして しょくぱんまんのことなど語らう
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出勤の朝 小学校にバス二台 子らのワクワク乗せるを待ち居り
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留守中に頑張ったのね しわくちゃの洗濯物と 胡瓜の切れ端
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いち早く色付き始む 公園のもみじ ぱしゃりとスマホに収め
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