恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

うずたかき 入道雲を制する如く 飛行機は飛ぶ 一直線に
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関空の凪いだ海は 泣けるよな灰青色で おかえりと揺れる
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広大な畑にポツポツ 麦稈ばっかんロール 十勝の夏を たんと吸い込め
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帰らねば 帰りたくない これまでも 幾度も我を 責める葛藤
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その時まで われら健やかに暮らすことが 母の望みと 互い励まし
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終焉の近付きたれば 生くるための ちから薄れて 延命無き 老い
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面会で 母の頬撫で 手を握る ただひたすらに 平穏であれと
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嫁ぎし地で 母を見守る妹に 神のご加護あらんことを
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妹の出勤見送る 北国の朝 三十度 陽射しは南国
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十勝平野と 遠き山脈やまなみ 一歳ひととせ経て やうやう見馴れくる 夏の夕
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寝不足と 閉塞感で危うい時は エルレ聴いて バランス取ってる
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観光客を 裏切るような 曇天は きっと私のせいです ごめん
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バスの窓 さとへ導く日本海を 映すこと無く 東へ走る
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好きだった着物 作務衣にリメイクし 着姿浮かべ 鞄に詰める
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ひらはらと 点滅をする 言の葉を 留めてくれぬか 夏用シャンプー
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身に覚え無き青アザの原因を 思い出すまでが 脳トレとなり
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一階で降り 鍵かけた? 直前の記憶失くして 九階まで戻る
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この一年の 家族の無事を 感謝して 去年のちまき を お返しする
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人混み避け 涼しいうちに 後祭あとまつり 近くて遠い いにしえの都
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お出かけ前 女子は時間がかかるもの 理解するまで三十余年
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丘の稜線せんに 名残の夕焼け 明日あすの晴れを 約束しつつ 薄れ暮れゆく
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答案に 「相聞」を「相悶」と書いた 友はあながち間違ってない
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現代の若者が詠む相聞歌 そんな日々もあったなと 遠い目
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久々に エアコン切って 迎えた朝 家中に蝉時雨 満ちる
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西の方 生駒山が霞んだら 雨降るサイン そういうのが好き
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お天気も 季節も歴史も 感情も ベランダの窓が フレームになる
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昨晩の 雨と雷 アスファルトの 熱持ち去りしか たんぽぽの笑み
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独り居て 幼な子の思い出ぐるぐると 抜け出したくも抜け出せぬ渦
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色鉛筆で描いたカタカナ絵本を 今でも好きだと言ってくれる
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子供部屋 楽しげに読み聞かせの絵本選ぶ 小さなあたま ふたつ
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