Utakata
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ココニャン
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回転寿司積み上げられた皿
数多
(
あまた
)
会計票はじいじのお手て
18
譲られしフリルブラウスバルーンパンツ在宅限定もったいない着
15
手を握る臥床の兄の胸元の ぼんやりとした悲しみがくる
22
梅雨晴れ間長めに切り取り壺に挿すカサブランカはうつむき薫る
21
桃熟れて今年の義務を果たすよに届ける先を指折り確かむ
18
フレイルの予防体操老いたちの目あては他にアフターコーヒー
13
百歳は寝ているだけでも疲れると梅雨だるの季に翁つぶやく
27
譲られしアナベルが雨にうなだれる友の忌日の七夕近し
16
汗流し夫の揚げる餅菓子をUtakata 開き背後からつまむ
12
山腹の町を見下ろす奥津城へ開拓の夢に木漏れ日がさす
17
小学生みな日傘さし登校す やむなきことか昭和は遠く
21
キタキツネお座りをして飯を待つ友の密かな老いの楽しみ
13
難なくと家業をこなし着いた先 足腰痛む後期高齢😣
11
せせらぎの川沿いに並ぶ歌碑と句碑ヤマベ泳ぐやふるさとの町
12
父の日の品を持ち来てすぐ帰る そうか息子も父親なのだ
25
子どもらがヤマベの稚魚を放流と短い夏のたよりが届く
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「まっさんの」ニッカウイスキー工場へ試飲のできぬ夫横目に
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北海道ニッカウイスキー「まっさんの」試飲惜しみて土産が重し
14
灯りつく小樽運河を見下ろして
息子
(
こ
)
より賜いし「金婚」へ宿
21
木漏れ日の「三浦文学」記念館 綾子の椅子で光世を偲ぶ
15
黒土に湯気立ち上る十勝野へ 歌人時田が歌の種撒く
12
老い姉妹「次も合おう」と涙のハグ口約束のむなしい別れ
16
船内の露天風呂より日本海眺むる先に故郷が待つ
19
(
)
里帰り
訪
(
おとな
)
いくれし
級友
(
とも
)
たちと角の取れたる語らいやまず
(
)
20
雪残るポロシリを背に広がりぬ時田農場哥の種芽吹く
14
この土地に嫁ぎ来すでに五十年
故郷
(
さと
)
が旅先いつからだろう
24
ごま塩の塩多くなりし頭髪を「お安くします」と染めくれし夫
17
あの橋が出来たら消える木曽川の「中野の渡し」風柔らかし
20
孫ら去り静かになった食卓に残り物食む二人無口で
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布団干し窓開け放つ五月晴れ子らの帰省にあれこれ
忙
(
せわ
)
し
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