Utakata
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日常の気になった事やモヤモヤを分かりやすい味わいの有る短歌に詠めたら。
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ふた親を見送ってからは病院のドラマはちょっと
御免被
(
ごみんこうむ
)
る
18
初夏と冬味わい来たのは菜種梅雨彼岸明けらしい春にしとくれ
11
あと少しもう少しだけ寝たいのにラジオ体操今朝も明るい
14
増えていく小石のようなあれこれを処理しきれずに
蹴躓
(
けつまず
)
く
11
屋根に猫漫画のような光景を仰ぎ眺めるいいもんみっけ
14
俗にいう「暑さ寒さも彼岸まで」どっち何だという空模様
18
休みたい入りたくない思う日も心配させぬため入る風呂
15
語らいて門出間近なひとときを共に過ごすか風の吹くなか
15
パッと散り雀らフェンスを潜ってくなかなかどうして上手いもんだよ
14
「カタコト」とうちは寝ており上からの「カタコトカタン」早起きを知る
9
ふとよぎる言葉の影を追いかけてつかみ損ねる台所かな
15
カッチリと難儀な固さや仏前に線香手向けんお彼岸近し
12
いろいろな思い切り替えさてと言い日常生活
12
日には
10
品不足計画停電でこぼこ道介護しながら震災の日々
10
まえうしろ車ゆさゆさ動くのを見ていたあの日あの揺れの中
14
マンホール出っぱりうねる道路には乾いた泥水さらさら白い
11
古びても今有る物は戦後からそれも我が家の歴史のひとつ
11
亡き祖母の遺品の中にひっそりと大空襲の「罹災証明」
15
悲しみの知らせと記念日続く日の冷たき風の吹き荒れる弥生
12
若者で無いから私小さめなサクサク入りの黒飴が好き
14
「おそらくは今年最後のなごり雪」そうかそうかと買い出しに行く
13
今日の日を
温
(
ぬく
)
めることだけ考える身体も心も縮こまる雨
17
二番目に高き暖冬も
度々
(
たびたび
)
の寒波襲来つらかったこと
10
道明寺菜飯を添えた桃の日の春の気残る三月四日
11
春の
香
(
か
)
をくるりと巻いた桜餅春の
粒
(
つぶ
)
まとう道明寺かな
13
こすっても振っても指先寄って来るビニール
片
(
へん
)
によく懐かれて
36
寒いうちまずは一枚編み始む毛糸のたわし夏の分まで
14
カレンダーめくってまわるも仕事かなさあさあ月が変わりますよと
15
ガシガシと
剥
(
む
)
く芋支える方の背が痛みて思う
弱
(
よわ
)
っちいなと
12
知らんぷりそれも又良し野良猫に暖かいねと寒いねと言い
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