Utakata
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マンモス
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懐メロと妻子と友と時事ネタと仕事と酒と少しの孤独
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朝起きて送り出すまで二時間の
特別な時間
(
プライムタイム
)
はもう二年切り
11
見たくない世界は時には目をつぶれ眼鏡はきみの瞳となりて
11
眠れない夜などなくてイヤフォンを宇宙に繋ぎたちまち落つる
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父の日にポーカー教えるトランプは東京土産寿司のデザイン
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車窓から高い建物減つてきていつもの景色に夕日が落ちる
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展示会仕事のタネをさがしをり仕事した気にさせる人いきれ
5
早二十年むかしの客も出世して「おもしろかつた」と笑う若き日
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お台場の栄光はるかぽつねんと球体展望逃げられず立つ
8
新幹線旅の冊子を手にとれば地元の近所特集されり
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人波に呑まれ漂ひゆりかもめ国際展示場まで揺られ
8
この国はもつと貧しくなるだらう古米節約底がちらつき
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この生は一度きりなり饗すればスパークリングはうたかたの酒
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細切れの雲は連なり日にのびる 梅雨の晴れ間の妻誕生日
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行儀よく腕クロスして屋上の駐車場にねるツタンカーメン
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忌み嫌う言葉を吾子も使い出し「みんなやってる」は思考停止
8
雨どいが同じリズムで責めたてる青空みたいな傘はいずこへ
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弟は小雨のやうにシクシクと兄は豪雨で泣ひて梅雨入り
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ママ友の近況をきく入院は長引きさうと梅雨空の朝
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父の日の灰皿求めニトリにもカインズにもなくオートバックスに在り
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長年の内線表の謎わかる「人魚」と書いて「ひとな」と読むらし
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びつしりと励みが詰まる祖父からの手書きを読めばじんわりと更け
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好きな歌相づちでなく語り合ふ友が恋しき走り梅雨の夜
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歌詠めば自分のじかんを取りもどす町からはなれられない我は
9
何度目か 出して使つてまた干して
翻
(
はため
)
ひてをり羽毛の布団
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あり合わせちゃっちゃと作る旨い飯のような出来をながめ歯磨く
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朝夕に作る大物兄からはマインクラフトアイアンゴーレム
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人生の縮図を見せし白球のスポットライトの陰の『洗心』/合掌長嶋茂雄
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巨星墜つ戦後日本の最大が セコムの効いた倉庫打つ雨
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上がらぬは給料ばかり令和でも庄屋が蔵の米を出すらし
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求められているうちが花だよ分かってる登園前に作る消防車
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