Utakata
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マンモス
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懐メロと妻子と友と時事ネタと仕事と酒と少しの孤独
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店内の啓翁桜足早の小さき春をたずえへて咲き
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駐車場カップラーメンすする朝春を焦がれる百七十円
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雪國の友を気遣ふ声のこるグループLINEに足跡つける
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恫喝と
取引
(
ディール
)
をつかふ大統領 世界は王を求めているや
10
『ゆふすげ』で詠まれた
童
(
わらべ
)
国背負ふ父母の「令和」をおもふ祭日
9
「弟と百までかぞえ出てきて」と服着る余裕できたこの冬
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オンライン白か黒かは混線し境界線を踏み越える人
8
大国が勝手に和平推し進め独裁者らは歴史にのこる
8
つかの間の春 伴走し駆け抜けたひとりひとりは
走者
(
ランナー
)
だから
6
会報を封入した夜夢で会ふおんなじ釜の飯食つた友
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おとなりは学校帰りの男子らが溜まりがちなり春はまもなく
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登園の日々増えてゆくルーティーンボール投げストライダーバイバイ
8
丁寧に菓子のおまけの封を切り発熱のあに見舞うおとうと
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子を抱きて土手かけ下りて冬晴れの草にまみれて笑ひ合う午後
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言の葉の未知のかほりに絆されて追いかけてゆく殻をぬぎすて
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日常を否応なしに奪われた人生きてこそ『戦争語彙集』
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解約し区長に返金あつさりと一年間の闘いおわる/育成会今年度で解散
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祭日でメンテが来れぬもどかしさ上唇の口内炎なめ
9
静謐の待合室でなりひびく文春砲の中身知る朝
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ふつきれた女がただすこの国の歪み黒塗り男の勝手
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なんやねんこいつほんまにはらたつなぁ関西弁で愚痴るもひとり
12
ぽつかりと空いた心を見透かしてほんのり温い朝の風抜け
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読み聞かせ「まんじゅうこわい」を朗読し大いにウケり落語すばらし
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あこがれはあこがれのまま夢破れポストをのぞく往生の際
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マイナスの倉庫のなかの探しびと長いまつ毛に光る霜あり
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上の子は学級閉鎖三連休 乗り越えてゆく下たくましく
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象徴となる君ささへひのもとのゆふすげとなる人うつくしき
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もどかしく大きな穴を見つめをり軋みつづけるこの足下も
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列島の大改造の綻びをまざまざと見せ八潮陥没
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カード束ね輪ゴムでクルン纏めれば子は「マジック」と云い驚きて
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