Utakata
登録
Login
マンモス
フォロー
62
フォロワー
62
投稿数
2035
歌づくり己ひとりと向き合へば死ぬるもひとり日はまた昇る
« 最初
‹ 前
…
9
10
11
12
13
14
15
16
17
…
次 ›
最後 »
肥塚の豚はよく肥へ友の店笑みがあふれる美味のとんかつ
8
読み方を正してもらうひとり旅
肥塚
(
ひづか
)
ではなく
「肥塚
(
こいづか
)
」とナビ
8
なんとなく手持ち無沙汰のひとり夜に妻のみていたYouTubeみる
11
我のこし妻子でかける前泊の嗚呼五月晴れディズニーランド
12
心持ち一つで変わる酒の味風のかほりは肴にもなり
10
鯉のぼりかぞへて歩く影四つ家族の音とせせらぎを聞き
14
毎日の数ミクロンを積み増ししざっくり柱に端午を刻む
7
「ただいま」と鸚鵡返しで抱き疲れ ままもいいかな三歳終わる
9
潮干狩りみやげの貝は歓声と磯の思ひ出閉じ込めており
17
祭壇の在りし笑顔を仰ぎみて真白な百合と頭を垂れり
12
スーパーで旬の入った刺身買い一人呑みする午後の極楽
12
鯉のぼり五月人形衣替え今日のノルマを箇条書きする
10
去来する思いと伴に新聞のおくやみ欄を写真に収め
9
パパの作る麦茶おいしい君が云う分かつているねこれはお湯出し
11
哀しみの牛丼を喰む『滑走路』翔びたい翔べない非正規のうた
6
上の子の想い出合わせ四年分園の遊具は撤去されたり
11
「つまらない」「よくある話」と決めつけず酒の肴と思へばたのし
10
カウンター呑みの醍醐味初めての人の人生垣間見るとき
8
新ライン設置立ち合い幾人も祭りのように人が集まり
6
磯野家は多面体なりサザエさん抜きでも回る個々の個性よ
9
幼子が「あしたあめだよ」無機質な天気予報にぬくもり与え
9
放られて恨めしげなり鯉幟窓を打つ雨見上げる
眼
(
まなこ
)
7
今日の日と同じ明日はやって来ないだれかが死んでだれかが産まれ
4
孫のよに目掛けてくれた先代の急死を悼む葉桜の夜
10
懐かしいアニメの歌詞はストレート「それが青春」ズバリ言い切り
6
玄関に矢文のごとき黒き羽ゴミ出しの件物申すのか
8
へぇとはぁ使い分ければ誰からも何か学べるみんな言いたい
5
父帰る車の音を待ちわびた記憶を重ね幼子を抱き
10
脱皮するやうに子どもは衣脱ぎ毎朝毎夜大きくなれり
11
しんにょうの書き方を子に指導され危なつかしくうねうねなぞり
8
« 最初
‹ 前
…
9
10
11
12
13
14
15
16
17
…
次 ›
最後 »