宵闇 歩    フォロー 0 フォロワー 0 投稿数 139

女性。
主語は変わったりします。

刺激物まみれになるより雑草のように茫々としておこう 

とりあえず笑っただけで吹っ飛んだ過去だったから残骸なんだ 

あの星が光ってる遥か彼方にも時間はあるし 菜の花が咲く 

溺れないもう揺らがない雨上がりの鮮明な雲の輪郭をなぞる 

透明な瓶に一本挿しとけばチュッパチャプスも花になるとか 

美味いほど酒はのんでも呑まれるな酔いの覚めには朝焼けを 

ミイラ取りがミイラになってしまう?じゃあ、黄昏にでも挨拶しようか。 

ノートには消費は似合わないんだと埋められた言葉を見て思う 

ぼろぼろと崩れていった言葉たちを拾い集めて歌とする 

ご婦人よお出かけですか白昼のやわらかな風を手繰るカーテン 

椅子にだらりと垂れた右腕の指先にふれた風がやわらかい日 

白く淡くふわふわゆれて花は咲くこんな涙は散ってください 

今年はうぐいすの声が可愛いなあの白い梅の花みたいに 

そもそも他人ひとの世界なんだし此方には青いバラでも植えておこうか 

傷口を春のページ記憶に刻み付けたらそのまま風化してくれない 

全く恨みなんてのは残すもんじゃないなとりあえず春はあけぼのでいい 

おかしいよ、春は きっとこの情がナイフでも刺せないんだよ  

花粉症 過剰反応だらけの春が行方知れずの花を呼ぶ  

フクロウと奇妙な会話を交わしてる悪夢よあくむそいつは餌だ 

悲しみは冷却された太陽だと春がいうから、はやく溶かして 

やわらかく包んであげる、ごめんねと最近マスクがほんとにけなげ 

うぐいすは山にははやく来るらしい一足踏んで春が来た 

ああコロナよ雀の喋りは絶えなくて変わらずきたる春なのだな 

喧騒が夜をにぎやかに騒がしてどこかの路地に閉じ込めてくれ 

君が怒って行方不明になった日から春なんていうミステリがある 

桜だけ愛した虫がいたようにおとぎ話のつづきをしよう 

形容が破裂していてこんな空こんな空だけが明るい宇宙 

まだ眠い 野原を引っぺがされて虫が夢うつつでこっちを見てる 

死に絶えた赤い葉ですら太陽になお色めいて青い春 

純粋でなにがわるいのとうめいな水と太陽とあおい草花