とてんから
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短歌を詠むと心が落ち着きます。セリフ的な言い回しや大喜利のテイストなども取り入れて遊んでいます。たまに連作(または飛び飛びの連作)で「ストーリー短歌」みたいな駄作も滑らせています。日々の小さな体験が「パッと歌になる瞬間」が好きです

デスノート一郎次郎と名を変えて意表を突いて生きてる「野郎」
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真夜中に起こされやむなくティータイム チーズ蒸しパン食む食む食む
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薄雲に月がぽっかり穴開けて夜空で浴びるスポットライト
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富士山の噴火が巡り来る時代 大停電など覚悟もせねば
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星屑は地球ほしの進化をもたらして打ち上げられてまた星となり
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真夜中に恐竜が出て目を覚ます保線工事でビリビリ揺れて
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悪役もときどき主役でカッコいいリアルの世界もそうならいいのに
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いい歌の主役はここにもあそこにも まずは話を聞いてみなくちゃ
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街灯が照らす潰れた銀杏に夢中のG秋夜しゅうやのディナー
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共感の度合いでわかる世相感 職場の苦労は何処いづこも同じ
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文章とユーモア・写真は採用あり短歌も目指す遊究ゆうきゅうの道
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一枚の織物みたいな歌がいいパッチワークは洋風だよね
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突然のどしゃ降り大樹で雨宿り立派な幹の温もりに触れ
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ようやっとミッションクリア詠進歌 箸にも棒にもかからないけど
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今の世は強く正せば叩かれて弱者のフリになす術もなし
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消していく忘れられないその笑顔 大好きだった愛しい写真
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猫にならバッチリ好かれる自信ありバタバタしないし足音ないし
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ハズくても気持ちは素直に曝け出す言の葉尽くして魂込めて
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追い込まれやっとちょっとはやるタイプ昔は留年トリプルリーチ
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スイッチが切れてる自分も嫌いじゃない 誰かの魔法で動かないかな
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竹取の輝夜かぐやが伝えた「月並みの」六分の一の軽い感想
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生きてきた立派な土俵がそこにある文字は太刀持ち露払いかな
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歌を生むプライスレスな光景は神様からのご褒美なのかな?
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ヨタヨタと歩く老犬見るたびに歩みを止めぬ心を学び
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冴える黒プチッと開けて注ぐ白 渦を眺めて目覚めの一杯
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馬房る「お前はどこの馬の骨?」こっちを睨み馬ケツを向け
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耳栓と微睡まどろの世を作り出しあり得ぬ出会いに呆れて笑い
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たまたまに紙面レベルができたとて それを拾う目あるわけもなく
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線路越え大きな道ができていく工事はひっそり夜間に終えて
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黒柴が飼い主気遣い歩く朝 澄んだ瞳が見ている景色
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