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落日平民
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万葉の歌人に倣い人生を優雅に送る術を学びて
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老い深き あの老人に いつの日か 十年後か もうすぐなのか
3
摂理なら 逆らうことは 仇となり 川の流れを 楽しみながら
3
川の水 上から下へ 流れゆく 老いゆくことは 自然の摂理
1
老人が 橋のたもとに 佇みて 川の流れを じっと見ていた
2
老いぼれた 姿でいても 心では いまだ青春 わからぬように
3
鳥だって 冬は寒いわ 巣に籠り 細々生きる 我ら同胞
2
デジカメを 退職祝いに 子供から もらい喜ぶ インスタジジイ
3
暖冬で 冬の寒さも 小休止 野鳥がはしゃぐ 木々に留まりて
3
退職後 年金暮らし 趣味三昧 いいようだけど そうもいかない
2
人生に プロアマチュアは ないけれど 経験積めば 多少先輩
6
高齢者 年季を帯びた その顔は よく見りゃ素敵 かっこいいです
2
高齢者 いつのまにやら 仲間入り 若いあなたも もうすぐですよ
3
退職後 仕事もなくて 散歩する 土手に寝そべり 空を仰ぎぬ
4
今日こそは 清く正しく 美しく 失敗しても あきらめぬよう
5
人は皆 愛することを 恐れれば 愛されぬまま 一人残され
7
歌うよう 讃えるように 叫ぶよう ギターを弾けば 心震える
3
真実を 知らないままに この時を 過ごしていれば まるで幻
1
渡された 命と体 魂を 溝に捨てるな 悦楽のため
1
精一杯 手足を伸ばせ 花のよう 空飛ぶ鳥が 羽ばたくように
3
目を開けて 体起こせば 今日もまた 自分がありて 命活動
3
体裁を 整えるため 大人しく しているようじゃ 仮想人生
1
何気ない 人の批判を 恐れては 自分らしさは 何も望めず
3
悪いこと ある日突然 訪れる 予想もつかぬ 不思議な感じ
1
温かい 冬の日差しが 当たる中 赤いシャツ来て 散歩に行こう
4
いきり立つ 強面男子 なんのその 泰然として 微笑み保て
3
嫌われて 喧嘩したって いいじゃない アイムソーリー いえばいいわけ
3
今日もまた 人と語りて 大笑い 生きてるだけで 楽しい限り
3
新しき 人を着るため 反省し 生まれ変われば なんと幸運
1
このままじゃ 地獄へ行くと 言われたら やめられないと 言ったら終わり
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言いにくい こともサラサラ 言ってみて 言いにくいこと 口走る癖
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