Utakata
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冬村窓果
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夜の感傷と一抹の寂しさ、それから道中での思いつき。
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これだけは埋まらず悲しい夜の色取り残された夕の残り香
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自覚なく過ぎゆく月の気の急きに実感できぬ冬の訪れ
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判別のつかない四季の折々が日本たらしめなくなると吐く
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囁きは夢となりしか墓無しの忘れられたが最期の薄荷
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馬鹿なのか 一つ覚えの言葉しか出てこず焦るあの日の夢が
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知りたいを抱えて生きた幾星霜 そうあれかしと願うなどうか
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いつかした読み間違いを集めては無造作すぎて山となるはず
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変化なぞ死に続けてるのと同じだなんてことを考え生きた
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ただ生きてつられつられの毎日を見えぬ未来に費やす悲観
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寂しさに骨があるならきっとぼく無理やり骨を折り続けてる
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度重ね募る想いを閉じ込めた箱を見つめて過ぎる年月
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感傷を傷と言うならこの傷はそうとは言えぬ単なる穴で
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前を往く車が吐いたガソリンのにおいを気にして息を詰めては
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性癖にぐっさり刺さる短歌見て 作者を見たらお前なんかい
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夢うつつ 見える景色が何方だか わからず焦る午後のひととき
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目を瞑りいつかいつかを夢みてた そうして過ぎた 時は金なり
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さよならと初めましてが飽和する 腹一杯の名刺ケース
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知らんけど わからんままのこの通知 とんでく先が404や
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望むのは夢と現で読んだ本 忘れたままの中身がほしい
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眠けむり 夢の向こうにみた背中 こんな時だけ出てくるなんて
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空が目に痛いほどには青い頃 いつだかの日にした影送り
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今はもう想ひ出はなきふるき日の 秋をみる度懐かしくてさ
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月が綺麗だといった君の赤ら顔 偶然かしらそれともわざと?
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溜まりに溜まった屑籠には ため息すらも質量のない塵
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あちらに見えます月と地球 じつは大きな親子連れさんです
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叫んでもどうにもならぬこのこころ 紙屑にするにはまだ惜しい
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