Utakata
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冬村窓果
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夜の感傷と一抹の寂しさ、それから道中での思いつき。
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後悔をいつだってよく解ってたそれでも残る課題の山よ
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また明日と何の気なく別れ際に吐く無邪気さよ明けよどうか
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明日ゆくためあるいてはきたの星に誘われてただの一度を
0
いとおしさ振りきれそうな心地でも思ったよりも伝わっていない
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春先のほのかに笑んだあたたかさ それは昼時の微睡みに似た
3
悲観して貶して沈むようなひとくるしいだけで生きてはゆけぬ
0
うまれると知っていましたきみのこと〝 ソレ〟とは別だが気に食わない
1
とおいよる逸れたあの日窓のそと気付けばきみを思って耽ける
1
呪
(
まじな
)
いと
呪
(
のろ
)
いの区別がつかずに解いてしまった今は亡き愛
2
愛だけは夜のぼくすら救わない そう知るために一生を賭す
5
沈めない死にたくはないそれでもと足掻いて伸ばす『て』の醜さよ
5
コンクリの雨で満ちたる凸凹にひかり透かせば花火のやうだ
2
さあこれで名実ともに春が来た 一週間後せまる卒業
1
一文字辛いに足せば幸せになると言えたら幾許の祥
1
失ったままの標を探してる代わりになれぬ導きの眼だ
1
感傷の一言をただ記号へと無意味におこすコピーライター
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いつさくと肩の上乗る子が問えばまだだまだだと焦らす桜よ
4
「ああ」とだけ溜め息を吐く君の白さが僕を暑くするのだ
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〝 愛おしさぜんぶ抱えて生きてきて 〟そんな願いは叶わぬ戀だ
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寂しさと哀しみだけが埋められず産まれたままの無造作に棲む
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これだけは埋まらず悲しい夜の色取り残された夕の残り香
4
自覚なく過ぎゆく月の気の急きに実感できぬ冬の訪れ
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判別のつかない四季の折々が日本たらしめなくなると吐く
1
囁きは夢となりしか墓無しの忘れられたが最期の薄荷
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馬鹿なのか 一つ覚えの言葉しか出てこず焦るあの日の夢が
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知りたいを抱えて生きた幾星霜 そうあれかしと願うなどうか
1
いつかした読み間違いを集めては無造作すぎて山となるはず
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変化なぞ死に続けてるのと同じだなんてことを考え生きた
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ただ生きてつられつられの毎日を見えぬ未来に費やす悲観
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寂しさに骨があるならきっとぼく無理やり骨を折り続けてる
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