Utakata
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猿もすなる短歌というものを詠みたいとて詠むとす。
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夕焼けの遥かな水面うつくしき空蝉の世は枯れ木に負ケズ
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眠りこけ鼻から白むうたかたのサフランの華笑いわずらふ
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晴れわたり夢は何処まで蛙見る蝉時雨のけふ朝ぼらけかな
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かたわれの卵は無いよ君の口紅花ついてなお色気かな
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老いてみる背中の辺りほととぎす桜の並木に貴方を想ふ
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