Utakata
登録
Login
茶熊さえこ
フォロー
0
フォロワー
0
投稿数
193
『うたよみん』『twitter』『 note』茶熊さえこの名であります。
« 最初
‹ 前
…
2
3
4
5
6
7
次 ›
最後 »
突然の雨に打たれるびしょ濡れのコットンシャツが サ イ ア ク でした
0
風変わりしてる夏雲を店の窓から追いかけながらお茶をする
2
空腹を無理に呼び覚ます暑さゆえ頬張る唐揚げは微味でした
0
8末も同席を脅かしてくランチはソーシャルディスタンス
0
なにひとつ支えていない胸元のロングの毛先は笑っている
3
置いたまま過ぎゆく
時間
(
とき
)
を触らずに任せていった、ごきげんようを
1
今ならば時流となる密室に香るヘアーサロンよ、高円寺
0
特注の極太ロットに君の手が充てがい巻かれたながい髪
0
合鍵を置いたアパートにサヨナラの急な坂道が待ち伏せている
2
バッテリー上がり慣れしているクルマでも湘南の海風爽か、
0
片恋の相談を奪い取る君のほんとうの好意は何処にある
1
サンダルの砂の在り処にうつむいた綺麗に包む夏の思い出
0
江ノ電にゆられ窓際のひとり 綺麗に包む夏の思い出
0
いつになく忙しい休日の午後に休日の友の通り雨
0
日曜の素顔さえ収まりゆく午後の傾聴 テーマの音階
0
憎まれぐちたたく扉を磨りぬけていくのです硝子のハート
0
前奏の暑さ微睡む朝ですがいかがお過ごしでせうか候
1
幾度目の待機が駆けていく真夜中を あたしが知らないあいだに
0
半端って云われる三つ葉の傘さしてびしょ濡れを演じているの
0
清涼な涙が宿るコロナ禍にそえる一滴 君の息吹が
0
夏をパテで塗りあげている頭痛ある籠もる疲労に、微熱かな
0
君のLINE三言目ゆうに足りなくて歩き通話に「なんでもない」、の
0
とめどなく好きとあふれる君となら子宮の中も君だったはずさ
1
いつまでも鳴る着信を目が覚めた途方割くまで響かせている
0
離れてく君の思春期何度目のサヨナラだろう 待っていたのに
1
ニーハイの線引く日焼けが猛暑日に長距離チャリのお疲れさまで。
0
移り気の日差したゆたう木陰の下で夏詠を探しています
0
空Pが残暑に放つ熱風がビル風に解けてゆくのでした
0
涼みゆく喉元を 過ぎ ゆく常温の 水さえも ともに秋を恋う
1
クリームがあふれんばかりに食むシューの柔さを指が忘れていった
1
« 最初
‹ 前
…
2
3
4
5
6
7
次 ›
最後 »