Utakata
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茶熊さえこ
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『うたよみん』『twitter』『 note』茶熊さえこの名であります。
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蹌踉けても起始と立つ真四角のゴム印ヒールを押してく裏通り
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きれいだ赤が。きらめきの隣家のイルミをみつくろい選んで決めた
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自販機の珈琲で温う掌にバラの十円まもなく乗るの
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つまり何? 掴みどころない解釈を掴もうとしてる至難の技で
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採血の押さえるテープが折れまがるカーデも現な端境期
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手繰り寄せぺたんともいちど貼る月が見えますかってこっちを向いた
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そんなとこ停めんじゃねえよと言われてもページをめくる隣りもPで。
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痛いとか泣かない
空
(
カラ
)
の袖口に掴まっているあの日のバレッタ
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明日の色 見知らぬ色の東京を わたしの代わりに届くエトセトラ
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時経ちて鳴る着信が宥めていった夕暮れの雨で落ち着きを。
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ねぇわざと明朗にふるまう慣れはいつからの記憶なのだろうか
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ほんとだったら会ってた二時をとうに二十分も過ぎてしまった
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見覚えのある背丈に癒されて四つ葉スタンプがキラキラと咲く
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お気遣いありがとうございますと操作する指の活動LINE
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湿気たまま無理かも塩が瓶の中貼りついて飛べるはずがない
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追いかける知らない夜から逃げ出したわたしがわたしであるために
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超混みの水曜車道がのろのろでブレーキランプがウインクを
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一点にあずけていった緊張を解き放していく微睡みの中に
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リラックスと仮名で称してぶらぶらと脚をなげだすカウンターチェア
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幾つもの乃が美のパンの香りづけこもる封書に晩夏の風が。
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ふぅっと吐息を離してそそとつく唇に熱々ブレンドを
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良いわけがないと無作法に髪をほどいて後悔の着地を探し。
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自販機を過ぎていく背に花束と無縁の影が取り残されて
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会いたいと言えば驚くだからときめきをみたいに変えた、可能性
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いままさになにかわすれるようにしてシンクの水垢をゴシっと消した
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踏切を正しく通る電車だし天気雨だって休憩中
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瘡蓋のゆびざわりにあぁこれはって小松菜の ミ ド リ ガ ヒ カ ル
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こうこうと太陽光のルームライトを午後休に点けていくのだ
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定位置が
X
であるならば君は
Y
という枝で易々と解くのだ
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あの夏の傷みにそぉっとハンカチを押しあてたってあふれる
ナミダ
(
涙
)
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